僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ウグイス、確認

飲酒歴40年、断酒歴6年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、生き物バンザイ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

折に触れて報告しておりますが、

拙宅は比良連山の麓の雑木林に覆われた隠れ里の中にあります。

従いまして、本州島に暮らす多くの生き物を目にする機会があります。

優雅な住環境が楽しめるとともに、

各種の獣害や虫対策に悩まされることも少なくありません。

庭に鹿のフンが落ちているなんてこともありますよ。

 

そんな場所ですので、多くの野鳥の声を楽しむこともできます。

鳥の鳴き声、なかなか文章で表現するのは難しいのですが、

その中でもウグイスの鳴き声だけは、容易にお伝えすることができますよね。

 

今年になってから、家の中にまでウグイスの鳴き声が響くようになってきました。

昨年まではなかった現象です。

今朝、ごみを出しに行ったところ、

声の主を確認することができました。

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拙宅から二区画離れた小さな雑木群からその声は響いていました。

声の音源は分かりましたが、すぐには声の主を目で確認することはできませんでした。

そこでしばらく立ち止まり、雑木群をじっと見続けました。

 

ようやっと1羽の小鳥が枝から枝に移るのが確認できました。

おそらくそいつが声の主のウグイスだと思われます。

 

至近距離で聴くウグイスの声は、とてもよく響いていました。

ヴォーカリストとしての立場からも、あの澄んだよく通る声は、

とてもうらやましい限りでした。

 

基本的な歌声は、「ホ~、ホケキョ」という、有名なのんびりとしたフレーズですが、

時々、少しだけ緊張度を高めたリズムで、「ケキョケキョケキョケキョ」と鳴きます。

どちらも縄張りを主張する鳴き声だそうですが、

前者がメスに対して縄張りの無事を伝える歌で、

後者が縄張り内への不審者の侵入を知らせるメッセージだそうです。

 

メスの姿を確認することはできませんでしたが、

おそらくこのツガイ、今年からこの小さな林を縄張りにしたものだと思います。

昼間から夕刻にかけても、オスの「ホ~、ホケキョ」が響き続けました。

 

この星にはいろいろな仲間たちが暮らしています。

断酒ライフを続けることで、そんなこの星の楽しさをもっと味わおうと思います。