僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

俺は知らなかったんだ~(´;ω;`)

飲酒歴40年、断酒歴6年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、毎度おなじみ、時代遅れのノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

本当に俺は知らかったんだ~、信じてくれぇ。

俺は俺なりに手順を踏んで調べたんだ、苦手なネットも駆使して。

そんな簡単なことだったんだなんて、ちらとも考えなかった。

笑いたければ笑えばいいさ、時代について行けない情けないジジィだと。

時代について行けなくても、僕は死にまっしぇん!

 

いきなり泣き言をわめいておりますが、

いつも通り、表向きには大した話ではございません。

 

僕の勤務先の大学では、

学内の様ざまな連絡や事務処理、そしてシラバスから成績処理までをも、

統一的なデジタル・プラットフォーム上で処理することになり、

今年からそのための新しいイントラネットが導入されました。

 

例によりまして、笑けるほどデジタル音痴の僕は、

来週からの本格的な授業開始を前に、

僕のコンピューターや僕のデジタル・スキルと、新しいシステムの融和を図るために、

今日は大学に2台のコンピューターを持参し、

技術スタッフさんにセッティングとレクチャーをお願いしました。

もちろん、完璧にマスターしたなぞとは、口が裂けても申しませんが、

一応、当面の授業運営には支障が出ない程度には、理解できたと思います。

 

ついでといっては何ですが、せっかくですので、

最近、ぶち当たってしまったデジタル・トラブルについても相談しました。

なにかといいますと、

コンピューターと外部デヴァイスとのブルートゥース接続についてです。

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YouTube の音声信号を外部スピーカーに飛ばそうと思い、

件のスピーカーとのブルートゥース・ペアリングの確立に挑んできたのですが、

何故か、うまくいきません。

コンピューターの設定は問題ないはずですし、

スピーカーの方も、マックブックエアとの接続はすでにできています。

ハテナ印に囲まれ続けた今日この頃の俺だ~、だったわけです。

 

解決法は、笑うこともできないほど、簡単でした。

スピーカーのペアリング用のボタンを、長押しするだけのことでした。

長押ししてほんの数秒後に、「ブルートゥース接続しました」という、

女性の声がスピーカーから聞こえてきました。

ボタンの長押し、

ホンマにそれだけのことだったのです。

 

長押しという操作について、全く知らなかったわけではありません。

しかし長押しという単語は、僕のデジタル用語コーパスの中で、

安定した見出しを獲得していませんでした。

結局は、経験を積み重ねるしかないんでしょうね。

経験を積むことで、スイッチに対する様ざまなアクションが、

無理なく身体化されていくわけでしょうが、

デジタル拒絶症候群を患ってしまった身にとってこの身体化の過程は、

通常の現代人の何倍もの時間がかかるようになってしまいました。

 

今日も一つ、勉強できました。

でも、無理に時代を追いかけようとは思いません。

できないことがあることは、恥ずかしいことではありません。

できる人はできない人に対して抑圧的に振舞いがちですが、

できない人はできない人に対して共感的に振舞うことができます。

大事なのは、己を知ることです。

身体と心に傷を負っていろいろと学べました。

きっと僕は、優しく、そしてしなやかに強くなっています。