僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

犬王、アヴチャン

飲酒歴40年、断酒歴6年と4か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、俺は無理はせん!ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

一番最後に、映画館で見た映画は何やったやろう?

おそらく、まだこどもたちがこどもといえたころに、

つまり僕たち家族が、まだ家族らしい雰囲気を保っていたころに家族で見に行った、

ハリー・ポッター・シリーズの最終作、

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part Ⅱ」だったと思います。

今から11年前のことでした。

 

多分、それから一度も映画館(って古い言い方ですよね)に足を運んでいません。

 

なんで映画を見に行かなくなったんやろう。

一つ考えられるのは、一人で行動することが多くなってきたときに、

映画を見るという、どちらかというと受動態の行動に興味が薄れてきたことがあるでしょう。

そしてコスパもどうかなと思い始め、

さらには、2時間近く、密室内でじっとしているというのも、考えにくくなったのかもしれません。

 

ですので、今、話題に上っているらしい、「犬王」についても、何も知りません。

ましてやその作品の中で重要な役割を果たしているという、

アヴチャンとかいうアーティスト?についても、まったく知りません。

アヴチャンというと、お笑いコンビの北陽のアブちゃんしか思い浮かびません。

 

自分で言うのもなんですが、

天然記念物レベルの時代遅れです。

いや、時代遅れという言い方は不正確でしょう。

なぜなら本人に時代についていこうという意識が全くないからで、

時代遅れというよりも、時代無視といった方が近いかな。

 

時代の最先端を無視するようになる、

高齢者として好ましいことなのか、それとも高齢者の悪い認識のパターンなのか。

多分、難しいところですよね。

 

若者の動向に無理に迎合する、

一見、時代の流れをつかんでいるかのように見えますが、

老いた皮膚に無理やりメークアップを施しているかのような危うさがあります。

かといって、老いた素肌を何のためらいもなく曝け出す、

これも一面ではどうかなと思わされます。

 

僕としては、絶対に揺るがせてはならない基本線だけは、意地でも守ろうと思っています。

それは何かというと、

自分自身で感じ、そして自分自身で考え、さらには自分自身で責任をもって行動するということです。

人の言うことを無視するわけではありません。

でも自分の感性、思考力、そして意志の力を信じ、そして責任をもち続けようということです。

 

僕にとって僕の老いの目立つ皮膚は、

僕の人生の歩みを反映していると思えば、晒しますし、

少しでも内的な努力で改善できる可能性があるのであれば、

挑戦します。

 

僕なりのレベル63の姿を晒すのみですよね。

追って楽しい流行は追いますし、

興味のないものに無理にアンテナは張りません。

僕には断酒サバイバーとしての誇りがあります。