僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

久しぶりの胃カメラ固め

飲酒歴40年、断酒歴6年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、検査日日記・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

昨日も報告しましたが、今日は胃カメラを飲んできました。

検査予定時刻は10時30分、

朝食はもちろん、抜かなくてはなりません。

いつものように5時少し前に目が覚めましたので、まずはピアノの練習。

続けてプランクとドローインによる腹筋プラクティス、

ここまでは毎日と同じスケジュールです。

 

しかし朝ご飯を食べることができません。

朝食抜きの仕打ち、徐々に体と心にダメージをもたらしてくれます。

検査の時間まで何とか気を紛らわせようと、

書類づくりをしてみたり、

朝一でスーパーに寄ってみたりと、悪あがいてみます。

9時50分には我慢しきれず、病院に着いてしまいました。

 

内視鏡検査の部屋が新しくなっていました。

待合も検査室も少し広くなり、

また照明が新しくなったことで、少し明るく感じられました。

 

皆さんもそうでしょうけれど、僕もこの胃カメラによる内視鏡検査、

苦手です。

力を抜くように言われても、

不気味な異物が口中を移動する、しかも明らかに喉という洞窟を貫通していく、

声を上げなくてもいいですよと言われながらも、

情けない声を抑えきれずに、えずいてしまいます。

ホンマ、ええおっさんが、涙目になってやられ放題。

 

しかし今回、少しだけ僕自身の進歩がありました。

胃カメラが喉を通過する際にえずいてしまうのは、

こちら側の呼吸法にも理由がありました。

鼻から吸って口からゆっくりと吐く、

この原則を守ることで、多少なりとも異物感が少なくなります。

僕はこのアドバイスを頭では理解できていたのですが、

これまではマウスピースをかまされると同時に、

口だけ呼吸に陥ってしまっていました。

今日は途中からこのことに気が付き、

意識的に鼻呼吸を併用したところ、

少なくとも、不細工な嗚咽を漏らすことはなくなりました。

ホンマ、ちょっとしたことなんですけどね。

 

ちょっとした気持ちの方向転換だけで、

苦痛が少なくなり、ムチャクチャ楽になることって、他にもありそうですよね。

本格的な病人になって早や7年。

元気な病人として生き抜くために学ぶべきことはまだまだありそうです。