僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

物価高、今さらですが実感

飲酒歴40年、断酒歴6年と6か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、世捨て人にも降りかかる試練?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

お金、特に収入の話になると、人間というやつ、

根本的な人格の優劣が露骨に現われてくるようです。

 

多分、客観的にみると、僕なんかは収入面ではラッキーな人生を送ってきたと思います。

これまで、とんでもない額の借金を抱えたこともありませんし、

正規雇用、一時雇用の違いはあったけれど、

22歳からこれまで、一度も職にあぶれたこともありません。

これまでも折に触れて報告してきましたように、

好きなことを収入に結び付けることができてきましたので、

その点でもラッキーな生き方ができてきたと思います。

 

それでも、生涯賃金のことを考えると、

上位者に対する妬みの感情が頭をもたげてきます。

上には上がありますが、下にも下があるんですけどね。

 

新型コロナウィルス感染拡大問題と、

ロシアによるウクライナ侵攻問題、

それからこの国が抱えている産業構造的な問題、

これらが一挙にマイナスのシナジー効果をもたらしています。

 

ガソリンの価格は、ほぼ、5割増しになっていますよね。

そして身近なところで言いますと、

おそらく世界的な小麦の流通不良によるものだと思いますが、

お菓子の値段が少しづつ、上がってきています。

スーパーでのリーズナブルなシュークリームの買い食いを生きがいとしている身にとって、

これは明らかな打撃です。

 

価格の問題というよりも、

時代の流れというか、大きな世界経済の影響を、

とてつもなく身近なところで見せつけられていることに、衝撃を受けています。

 

僕たちは断酒者ですから、

アルコール飲料の値上げは一向にかまわないのですが、

しかし飲酒者にとっては、液体部分の値上げのみならず、

おそらくは間違いなく同時に消費するであろう、

固体物の集団高騰にはやられていることでしょうね。

 

推定、全国20万人の断酒ライフ実践家の皆さん、

嗜好品に対する精神面での喜びを犠牲にすることなく、

断酒ライフを継続できているクレバーさを生かして、

この難局を乗り切りましょう。