飲酒歴40年、断酒歴6年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、音楽の魔法、再確認・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
今日もまたジャムセッションのお話です。
今日の僕は純粋にお客さんとしての参加、
しかもセッションホストの皆さん、全員がポップスをメインのフィールドとしており、
ジャズ畑?の人間としては、ややアウェイ感が・・・
そうはいっても、このセッションでもほぼ、常連の一人としての認知は獲得しており、
他のお客さんがジャズ寄りの演奏をしたいという時には、
ホストからピアノを演奏するように指名を受けるくらいには厚かましくなっています。
今日は途中から、妙齢の女性がお二人やってきました。
お一人は、別のジャズ・ヴォーカル系のセッションでご一緒したことがある方ですが、
もう一方は、初めて見かける方でした。
その新人のご婦人、最近になってシャンソンのお稽古を始めたということで、
上達するためには、知らない人の前で歌うことが重要であると吹き込まれ、
やってきたそうです。
僕はシャンソンについては、それほど詳しいわけではありませんが、
それでも、30数年前のプロ・ピアニスト時代には、少しばかりかじった経験がありました。
そこで、1曲、僕が伴奏することにさせてもらい、お手合わせを願いました。
互いにうまいこと、ハマりあいました。
彼女もここまで自由に、そしてしっかりと感情を込めて歌ったのは初めてだったといってくれました。
演奏後、客席に戻り、名刺交換をすると、
実は僕の勤務先の学生たちもお世話になったことのある方だということがわかり、
一層、仲間感が強まりました。
自分でいうのもなんですが、僕は自分自身の演奏もさることながら、
初学者の方、あるいは他流試合に慣れてない方を導くことに関して、
かなりうまくこなせるほうだと思います。
クラシックやロック、それもトラディショナルなものから、かなり過激なアヴァンギャルドなものまで、
これまで幅広く、首を突っ込んて来たことが、今、生きています。
断酒ライフに入門した以上は、しつこく生き延びるつもりですが、
そのサヴァイヴァルのためにも、音楽と出会えたことを感謝します。