僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

自衛隊のセクハラ事案

飲酒歴40年、断酒歴6年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、多分まだまだ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

 

度重なるセクハラを受けた元女性自衛官に対して、

自衛隊の公式な謝罪があったようです。

ただし、セクハラ加害者当事者によるものではなく、

登場したのは、陸上自衛隊の人事や隊員教育にかかわる責任者にあたる上官たちで、

組織としての謝罪を行ったということでしょう。

 

僕はこの件についてはあまり詳しくは知りません。

したがって第一印象レベルの感想にとどまるのですが、

おそらくこの問題の解決には、まだまだ時間がかかることでしょう。

この問題というのは、

焦点を絞れば自衛隊における女性隊員に対する常習的なセクハラであり、

より広く考えれば、この国の殆どの社会内組織に見られる、

男性優位を当然とする前時代的な感覚の克服の問題です。

 

はよ逮捕されなアカン、ザ・サメの脳みそ・森喜朗の例を出すまでもなく、

この国のジェンダー差別に対する無自覚的な状況は、

絶望的なレベルにあります。

 

おそらくこの国の男性諸氏がどうしてもぬぐい切れないのは、

男性が中心の場に入ってきたのだから、たとえ女性とはいえ、

男性が構築し従ってきた規範を尊重すべきであるという感覚でしょう。

ましてや自衛隊、これまでの感覚でいえば男性中心の組織そのもの、

そこに覚悟のうえで飛び込んできた以上は、

女性としてではなく、

男性として扱われたとしても当然であるという感覚が横行していたとしても不思議ではありません。

 

謝罪を行った担当の上官たちは、根本的な改革に取り組むといっていますが、

この問題の本質的な解決のためには、

日本社会全体の真剣な反省が必要でしょう。

そしてそのためには、

本当にこの国がダメになっている、

世界の中でも群を抜いて遅れているという自覚が必要です。

 

そこまでの反省が今の日本社会にできるでしょうか。

僕は懐疑的です。

社会の中心に居座って甘い汁を吸い続けることに慣れてしまい、

屁理屈をこね続けて既得権益の確保にあくなき執念を発揮し続ける集団、

それこそが日本男児の世界に恥ずべき正体です。

 

僕にできることの一つは、

この問題に対する海外からの発言をキャッチし、

若者たちに伝えることでしょう。

そのための必須の道具、英語脳を腐らせないためにも、

断酒ライフ、継続あるのみです。