僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

少しづつフェードアウト

飲酒歴40年、断酒歴6年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、これも人生の1ページ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今学期の僕の木曜日は、時間割上は、朝1講時目に講義を行うだけです。

講義そのものは10時40分に終わりますので、

一周間の中でも授業以外の雑事に最も多くの時間を当てることのできる、

フレキシブルな一日です。

 

講義の終了直後は、さすがに脳みその真ん中がほてっていますので、

あまり難しい業務はできません。

比較的、負担の少ない採点業務や授業準備等に費やしています。

 

昼前に少しだけ学内を散歩してみました。

僕の勤務先の学生たちは、授業時間中はそれぞれ教室にいることが多く、

学内をうろついていても彼女たちと出会うことはあまりありません。

 

 

定年が近づいていることもあり、重要な役職には当てられていませんので、

事務職員の皆さんと打ち合わせをすることもあまりありません。

大学の中で心地よい孤独の中にいます。

 

学内を歩いていると、いろいろなことを思い出します。

変なもので、そんな時に思い出すことが多いのは、

優秀な学生たちのことよりも、

いろいろと心配事を起こしてくれた問題児たちの方ですね。

 

社会全体が新型コロナ感染拡大防止フェーズに入って以降、

学生たちと密にかかわることも少なくなっていきました。

どうやらこんな風に、自然な形で大学の中での居場所がフェードアウトしていくようです。

これはこれで、ラッキーなことかもしれません。

知らん間にいなくなっていた、そんな辞め方ができれば、

一番カッコええかも。

断酒ライフに入門できたことで、3C の脳みそを手に入れることができました。

そんな中で、人生の一つの区切りに対しても、

クリアーでクール、かつクレバーに対応できそうです。