僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

昔取った杵柄

飲酒歴40年、断酒歴6年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、遊び倒してます・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

まずは月例報告、

本日をもちまして、断酒歴6年と10カ月になりました。

もう少しで、7年です。

飲酒者のころであれば、まったく想像だにできない事態ですが、

断酒者となった今では、飲酒者のころの感覚の方が、信じられません。

 

機会飲酒の範囲を逸脱することなく楽しめる人たちにとっては、

酒という飲料が人生の華を演出するものであることは、

今では想像できます。

でも飲酒者であったころの僕たちは、

ただただ、傷を負った本能の命ずるままに毒物を体内に摂取し、

心と体を破壊し続けていました。

 

絶対にあのころには戻りません。

断酒が飲酒以上の楽しさをもたらしてくれることを、

許された二度目の人生の中で、思い切り証明し続けます。

 

今日もジャムセッション

ただし今日は僕がホストです。

 

今日のセッションは、「永遠のポップス」というキーワードをタイトルに掲げた、

まさにノン・セクション、オール・ジャンル・セッションです。

今日も初めてのお客さんと音を重ねることができました。

特に一人の男性は、年齢も僕とまったく一緒、

彼がリクエストする曲はすべて、若いころの僕たちの耳に染みついていたナンバーばかりで、

すぐにノリを共有することができました。

 

そして今日は、セッション目当てではなかった、妙齢のご婦人方の集団も来られましたが、

セッションの合間に彼女たちに何か歌いませんかと誘い水をかけたところ、

昔の歌謡曲ならということで、

石川さゆりの「天城越え」をお二人のご婦人が歌いました。

やはり多くに人の耳に届いていた曲ということで、

お店全体が盛り上がりました。

 

僕は20代のころ、盛り場ピアニストとして生計を立てていましたが、

そのころの修行の成果?が、何と30年以上過ぎてから、

少しばかり違った文脈で甦りました。

 

考えてみれば、歌謡曲も、そして演歌も、広い意味では、永遠のポップスナンバーです。

まさに昔取った杵柄が役に立ったようなことですね。

 

あ~あ~、人生~って、うれしいものですね。

(愛燦燦風によろしく)

今日も、遊び倒しています。