僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

力を抜くこと、また基本の発見

飲酒歴40年、断酒歴6年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、今日もポジティブにノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

朝、まずはビッグニュース、

ワールドカップ、ジャパンのビッグ・キリング!

まさかスペインを破るとは!

ドイツ戦でできすぎ、

コスタリカ戦でニュートラルに戻したなと思っていた矢先の、

驚きの一報でした。

 

午前中には渡辺徹の急逝という、こちらは寂しい限りの知らせ。

年下の人間が先に神様に召されると、赤の他人ですが、悲しさが否定できません。

 

でも僕の今日の話題は、またも例によりまして極めて個人的なことです。

 

実はここ、1週間ほど、喉を少しばかり傷めてまして、

声が出にくい状態が続いています。

ですが、仕事柄、どうしても喉を休めるタイミングがつかめず、

せめてもの対処ということで、歌の練習を控えていました。

 

今日も決して復調したわけではなかったのですが、

大学から帰宅し、ピアノの練習を小一時間ほどした後、

どうしても歌いたくなって、思い切って練習してみました。

 

もちろん、本調子には戻っていませんでした。

少しばかり声を張り上げてみると、やはりゴホゴホとせき込みました。

 

そこで少しばかり発声法に工夫を凝らしてみました。

喉に力は入れない、

息はたっぷり使いながらも、喉に急いで送り込むことはしない、

音を口の外に出すことよりも、口の中、あるいは頭蓋骨の内側で響かせるようにする、

この3点を心掛けて歌ってみました。

 

大きな声を張り上げるのではなく、豊かな声を内側から響かせる、

決して喉に力みを入れない、

鋭い音ではなく、たっぷりとした柔らかい音を出す、

こんな感じかな。

 

意外にもしっかりと歌い込むことができました。

おそらく、無理に力を入れないというのが、一番のポイントだと思います。

僕は体育系の人間ではないのですが、

スポーツでもよいパフォーマンスができている時は、

筋肉に無駄な力みは働いてはいないのではないかと想像します。

 

どんなジャンルであれ、心身ともにのびのびとした状態、

適度な緊張と適度なリラックス感が均衡を保っている状態、

多分、そんなあたりが、ベスト・パフォーマンスの必要十分条件なんでしょう。

ケガの功名ではありませんが、

基本中の基本を発見できたようなお得な気分になりました。

 

レベル64にしてまだまだ伸び盛りです。