僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

また学内デート?

飲酒歴40年、断酒歴6年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、スンマセン、またやってしまいました・ノープランブログ、

ご訪問ありがとうございます。

 

2週間前に不埒な内容のブログをアップしました。

 

こんなんを仕事と言ったらあきまへんやろか - 僕のワンノートサンバ (hatenablog.com)

 

一人の女子学生と授業の前後に、二人っきりでじっくりと話し込んでしまったという、

一応?の反省文でした。

 

すみません、実は反省していませんでした。

今日も同じ彼女と、同じように、じっくりと過ごしてしまいました。

 

一応、申し開きの機会をお与えくださいませ、おでぇかん様。

 

僕の学術的な関心は、

20世紀前半のヨーロッパにおける、

アートとデザインの相互作用についての歴史的考察から始まりました。

 

そして様ざまな出会いの中で、障害者の社会参加の可能性について、

アートの切り口から考えるようになり、実践活動にも携わってきました。

 

現在の僕は、人間存在の多様性について、主には障害者やLGBTQ の人びと、

ディアスポラ、そして僕たちのような薬物使用障害の人びとの問題を中心に考えています。

 

実は、このところ、一緒に過ごす時間が増えてきたこの女子学生さん、

僕の授業の中に時折顔を出す、僕の少数者に対する関心に惹かれて、

僕の話を聞きに来てくれているようです。

類は友を呼ぶ、というやつかもしれません。

この彼女にも、相対的な少数者としての横顔があり、

僕にとっても、そのような当事者の人と直接、会話を交わすことは、

とても重要な時間です。

 

二人で話し込んでいると、次から次へと話題が広がります。

特に話に落ちがつくこともないのですが、

互いの価値観がとても近いことを感じ合えることが、僕にとってはとても貴重な体験です。

きっと彼女にとってもそうだと思います。

 

仕事と称して不埒にも学内デートを楽しんでいる、不良初期高齢者、

でもその根っこにあるのは、僕たちの命の意味を確かめたいと思う、切実な気もちです。

不良の自分探しに付き合ってくれている彼女に感謝しつつ、

次のデートを心待ちにする、ホンマの不良ジジィでした。