僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

寒波に思うあれこれ

飲酒歴40年、断酒歴7年、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、今日は少し暗めかも・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

突然の大寒波、そしてそれに伴う大雪、

多分、峠は越えたことと思います。

 

昨晩は、水道管の破裂の応急処置も済み、

3日ぶりに入浴できたこともあり、

今朝は6時半まで目が覚めませんでした。

 

まだ雪は降り続いていたので、

パート仕事に出るパートナーの車の通り道を確保すべく、まずは雪かき。

水曜日から今日まで、朝の腹筋エクササイズはさぼっています。

 

午前中はこれまた3日ぶりの洗濯を済ませ、

そしてその後は学生のレポートの採点作業に費やしました。

さすがに頭の芯にしびれが発生しましたので、11時くらいから、

これまた3日間、さぼっていたピアノの練習を再開しました。

 

3日サボると、ピアノという楽器は全く反応が変わります。

正確に言えば、変わったのはこちらの感覚や身体であり、楽器そのものではないのですが、

とにかく鍵盤一つひとつが重いし、指も動きにくくなります。

基礎練習にいつもの倍の時間をかけて、身体を戻してやりますが、

元の調子を取り戻すためには、もう少し時間が必要なようです。

 

屋根に積もった雪が時々、大きな音を立てて、崩れ落ちてきます。

この雪の中で外歩きをする人もまずいないので、

事故につながる心配はありませんが、

あらためてちょっとした豪雪地帯に暮らしていることを実感します。

 

僕もパートナーも歳をとってきました。

2,3年に一度くらいの割合でやってくる、この厳しい状況に、

いつまで持ちこたえることができるか、

少し不安も感じます。

 

そしてもう一つ考えてしまうのが、

まずはウクライナの人びとのこと。

理不尽極まりない大国の、これまた判断力を欠いたリーダーの妄想のため、

とてつもなく厳しい冬を送っているはずです。

ウクライナの冬の厳しさを想像すれば、

僕たちが経験している寒波なんて、まだ耐えるべき対象でしょう。

 

そして僕がさらにもう一つ考えてしまうのが、

現在の世界の中でも想像を絶した理不尽さが支配する国、

北朝鮮の人びとの暮らしです。

もう誰も生きてはいないとは思いますが、

一応、血のつながった親戚がかの地に暮らしていました。

 

一度、真冬のソウルを、訪れたことがありますが、

その時、朝鮮半島の冬の厳しさを実感しました。

寒いというよりも、空気が痛かった。

ソウルですら空気が痛いのです。

まして朝鮮半島の北半分、

その寒さの厳しさはホンマに想像することもできません。

 

そして現在の北朝鮮は、

様ざまな失政の積み重ねとコロナ鎖国のため、

圧倒的に食糧が不足しているとのこと。

 

かの地で人びとは、

人間として活きることはおろか、

生き物としての最低限の生活ですら、ままならないようです。

 

 

なぜ、神様は、あのような国の現存を許しているのでしょうか。

僕たちには食事もあり、寒さをしのぐ屋根もあり、

そしてありがたいことに、入浴することもできます。

昨晩は、ホンマに、お風呂のありがたさを身に染みて感じました。

 

寒さって、感謝の気もちを改めて確認するための仕組みなのかもしれません。

断酒ライフのおかげで生きて続けていけることに感謝します。