僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

皆さん、仕事に真面目過ぎて草

飲酒歴40年、断酒歴7年と1カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、俺が不真面目なだけかも・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は久々に、真面目な勤め人みたいな1日を過ごしました。

ホンマに久々。

勤務先の大学からの帰宅の際、日没後の景色の中をドライブしながら、

何かそれだけでも充実してたように気がしました。

 

午前中に1本、そして午後から1本、会議がありまして、

そして午後の会議の後に教職員対象の研修会があり、

10時出勤、6時退社というスケジュールでした。

 

会議大嫌いの僕としては珍しく、2本の会議があったにもかかわらず、

今日はどことなくご機嫌さんです。

特に午前中の会議は、

途中から紛糾して昼食休憩時間に大幅に食い込んだにもかかわらず、

おもろかった。

 

午前中の会議は、現在、大幅なリニューアルを継続している、

学内ネットワークの活用方法に関する、いわば打ち合わせ会のようなものでした。

 

デジタル・ネットワーク大嫌い人間の僕としては、

ホンマやったら、不機嫌のかたまりになりそうな議題のはずですが、

今日は、定年1年前ということもあり、

真剣に聞くつもりは最初からありませんで、

会場の最後部の席に座り、ネットで内職をしながら、

ぼーっと参加していました。

 

ふと気がつくと、何やら、皆さん、議論を沸騰させています。

議論というよりも、

ネットワーク改革の推進役の部署に対して、

システムの不具合を訴える、クレーム合戦の様相を示していました。

一方、クレームをぶつけられている部署の側は、

あくまで学事システムの根本的なリニューアルの一環であり、

議論の本質から遠いと思われるクレームに対しては、

やや受け流し気味の対応をしていましたが、

その対応がまじめなクレーマー先生方のいらだちに火を注いだような形になっていました。

 

僕は正直言うと、何をもめているのか、詳細は全く理解していませんが、

どちらのサイドも自分たちの責任業務にあまりにも真面目過ぎるが故の、

滑稽なバトルになっていることだけは、何となくわかりました。

 

こういう時は、ホンマの意味で上から目線から議論の進行を修正する発言があればいいんでしょうが、

僕の勤務先の皆さん、くそ真面目過ぎて、視線を少しずらしてみるという、

大人な対応は苦手なようです。

 

真面目極まりない議論って、他人事のように全体を見物していると、

なかなか面白いものですね。

定年1年前にして、ようやく、組織の中での真の自己防衛的な振る舞いのコツの一つを見つけました。

不良チャンぶりっ子も、生き延びるためには有効な戦術のこともあるようです。

高みの見物