僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日は自分が信頼できたかも

飲酒歴40年、断酒歴7年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、やっぱ積み重ねでした・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は、ここ2カ月ほど、一緒に演奏する機会が増えてきた、

ピアニストの U さんと、ダブル・ピアニスト・ジャム・セッション・ホストを務めてきました。

 

ジャム・セッションとは、何人かのミュージシャンがホストバンドを組んで、

演奏を楽しみたいお客さんをお待ちするライブ・パーティーの一つの形です。

ジャズのジャム・セッションではほとんどの場合、

ピアノ、ベース、ドラムのトリオがホストバンドを務めます。

 

その意味では今日、僕と U さんが行った、ダブル・ピアニスト・ホストというジャム・セッションは、

かなり変則的な試みです。

ふつうは、ピアニストが一人いれば、

後はめぼしいベーシストとドラマーに声をかけて、ピアノトリオを組むものですが、

何故か僕と U さんは、

このダブル・ピアニストという変態ホストの形態にハマってしまいました。

 

僕にとって U さんは、若さゆえの毒がたっぷりの棘をもちながらも、

しっかりとした音楽理論も身につけた、信頼できるミュージシャンです。

 

今日は、この変態ジャム・セッションに、数人のお客さんが来てくれて、

バンドの編成をいろいろ変えながら、様ざまなアンサンブルを楽しみました。

僕もホストという役目も意識しつつ、ミュージシャンとしての我も少しは発揮させてもらい、

いくつもの新しい音楽的な瞬間を感じることができました。

 

ジャズの面白さはいくつもありますが、

アンサンブルの進行の中で、攻め時と引き時のバランスをとれた瞬間は、

ホンマにこの仲間たちと、今、この時間を共有できてよかったと思います。

 

毎日の地道な積み重ねを欠かさなかったからこその、お土産です。

明日も明後日も、音楽のために断酒ライフ、絶対継続です。

今日のジャム・セッションの一場面。背中を見せてピアノの前にいるのが僕です。