僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

自分の居場所

今朝は起き掛けの夢の中で、かっこいいコードを弾いてました、
アル症と肝硬変、ダブルパンチを楽しむピアニスト、リスボン、57歳。

本日も、気まぐれ・ノープラン・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。


昨日までで、僕が参加している最も重要な学会の年次総会、終了いたしました。

この学会には僕の居場所があります。
役職の一つを仰せつかり、English Presentationのセッションでは座長を務め、障害者と芸術の研究について研究しているおっさん研究者。

僕の家には、少しばかり細々としてますが、僕の居場所があります。
一応、一家の稼ぎ頭、ワン太の散歩係、倅のアッシー君。

年に何回も会いませんが、僕のバンドには僕の居場所、立ち位置があります。
バンド・リーダー、ピアニスト、MC役。

アル症でも、自分の立ち位置や居場所が確保されていると、とりあえずは安心ですよね。

でも

もしかすると、僕の勤務先での僕の居場所や立ち位置は、不安定なものかもしれません。
ホンマやったらとっくに解雇されているトラブルメーカー、
同僚を全く尊敬しないチーム・プレイ感覚ゼロの男、
言ってはいけないことを言ってしまう、ダダ漏れ男。

特に同僚に対する敬意がない、そしてそのことを露骨に表現してしまう、
大人としては最低かもしれません。

でも、僕はここは譲りたくない。
僕という人間、常識的な感覚のいくつかに欠損がある人間にとって、
譲れない一線として、僕のアイデンティティーの大事な砦です。

この砦が多数決社会の中では奇異なものであったことは認めます。
そしてその奇異さが、僕のアル症の遠因の一つであった可能性も否定できません。

でも、僕は僕であることを否定できません。

バカな人生を送ったのかもしれません。
もっと賢い立ち振る舞いがあったのでしょう。

でも僕は、青臭いままで死にたい。

青臭い僕にも、まだ居場所があります。

そしてここもそんな大事な場所の一つです。

アル症者電子ネットワーク、万歳。

皆さんも僕も、今日もご機嫌さんで、
LWOA Life Without Alcohol 継続しましょう。