僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

二条城の見え方が変わった・・・のか?

飲酒歴40年、断酒歴8年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、これも成長?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

また帰宅が遅くなり、ブログの投稿が日を跨ぐことになりました。

今日もピアノ演奏の仕事をいただき、10時半に店を出て、

先ほど、帰宅したところです。

 

今日の出演先は、京都の西陣にあります。

楽器を運ぶ都合と、僕の自宅からの公共交通機関のアクセスの悪さから、

殆どのライブ活動へは車で出かけます。

 

今日の西陣のお店の場合、行き方、帰り方のルートが何通りもあります。

もっとも効率的なルートを求めるにも、曜日や時間帯で答えはいくつもありそう。

今日は、千本中立売の交差点から堀川中立売に進み、

そのあと、堀川御池、河原町御池、河原町三条を経由して、

あとは山科から湖西道路というルートで帰宅しました。

 

今日は日曜日でしたので、御池通三条通りといった華やかな通りも、

金曜日や土曜日に比べると人通りが少ないだろうという読みです。

もちろん、そうはいっても、普段、湖西の山の中で暮らしている目にとって、

このルートは都会の眩しさにあふれています。

ちょっとした非日常体験です。

 

堀川通を南下していくと、右手に二条城が見えてきます。

真夜中の二条城、多くの観光客が群れ集まる光景とはかなり異なり、

厳かな闇を背景に、白く浮かび上がっていました。

 

 

10数年前、毎年、勤務先の大学の学生がアメリカの学生を二条城に案内するという、

ちょっとした国際交流学習の指導をしていたことがありました。

あの頃の二条城と、今日見た二条城、

全く同じ場所ですが、僕にとっての意味付けや、見え方は大きく変わってしまいました。

 

今の僕にとって、京都は音楽活動を行う場所です。

そして僕の音楽活動は深夜に及ぶことが多くなります。

僕にとって京都は、人生の最も輝かしい時を過ごした場所でもありますが、

断酒ライフに入門し、一応の職業引退を経た後の、

新たな人生の場所でもあります。

 

闇の中に厳かに浮かび上がる二条城の外壁、

これからも何回か僕にとっての意味が変わっていくのかもしれません。