僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ぼちぼち

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ちょっと夏ボケしてます。
夏ボケしていますが、アル症と肝硬変にはしっかり意識を高くもっています、じっとしてられない病人、リスボン、57歳。

本日も、リスボンの、天上天下唯我独尊ブログ、ご訪問ありがとうございます。


昨年の今日、8月25日、僕はスイスのローザンヌを訪れていました。
ローザンヌにはどうしても訪ねておかなければならない美術館があり、パリからTGV(フランスの新幹線)を利用して到着しました。
なぜ、ローザンヌに宿泊しなかったかというと、僕の勤め先の出張旅費規定とスイスの物価の関係からです。
ローザンヌで一泊する費用は、あまりにも高価なため捻出できなかったのですが、パリからローザンヌへの往復の電車代は交通費として請求できるという、ようわからん、規定のためです。

ローザンヌは坂の町でした。
関西の皆さんには、神戸を想像してもらえれば、近いと思います。
ローザンヌにとってのレマン湖が、神戸にとっての瀬戸内海に当たります。

旅の楽しみは、訪問地そのものを訪ねることにもありますが、訪問地から訪問地への移動も、また楽しいものです。

特に僕は、鉄ちゃんというほどではありませんが、男の子の常としてやっぱり、列車が好きです。
フィンランドポルトガル、スペインとヨーロッパの鉄道を経験しましたが、駅の中をうろうろするのも、車中で景色を眺めるのも、そして場合によっては、同乗した人と片言でコミュニケーションを交わすことも楽しい思い出です。

写真は、坂の町、ローザンヌの、大聖堂を中心とした風景です。

さて、今年は大病をしてしまった関係で、海外出張は控えております。
出張のための原資および大義はあります。
したがって、体調が戻ってくるにつれ、もぞもぞとしてきます。

この夏はもうさすがに無理ですから、まず、冬から春にかけて、上海ぐらいから復活してみようと思っています。

なぜ上海かといいますと・・・

もちろん、僕の研究の専門の一部である、世界各地の現代の芸術表現の現状について知る、ということもあるのですが、
3年前に沖縄を訪れてから、日本と朝鮮半島、そして大陸の文化的な関係、特に寺院の空間構成や都市の景観の類似性や違いに関心が向かっているからです。
ソウルと那覇、色彩感覚が全く異なるこの二つの歴史都市、空間感覚に驚くべき共通性がありました。
昨年は台湾を訪れ、その独自性に打たれました。
そこで、中国本土を訪ねることを考えているのです。

ヨーロッパと東アジア、当面は、この二つの地域に対する興味とあこがれが、僕の研究活動の大きな動機を占めることになるでしょう。

来年の夏には、カナダで開かれる国際会議への参加を目指します。

というわけで、いつまでも夏ボケしているわけにはいかないのです。
気を引き締めましょう。

皆さんもそして僕も、気を引き締めつつ、今日もご機嫌さんで、
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。