僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

マイノリティーの日?

アル症と肝硬変、二人の悪友を親友に変えます、リスボン、58歳。


本日もリスボンの、妄想・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

今日は4月4日、
以前、まだ性的少数者に対する偏見がまかり通っていたころは、おかまの日、なんて名付けてましたよね。

3月3日(お雛祭り)と5月5日(端午の節句)のちょうど真ん中、女の子のお祭りと男のお祭りの間、
お鍋の日でもいいのに、なぜかおかまの日でした。

一つここで世間の偏見を逆手にとって、4月4日を全てのLGBTのための日とし、啓発のための日としてはどうでしょう。

LGBT性的少数者は、12%もいるんだそうですが、12%は、すでに少数者じゃないかもしれませんよね。

僕たちアルコール使用障害者も、LGBTほどではないですが、数え方によっては全人口の2%に上るそうです。
ここから未成年者の数を除くと、アルコール使用障害者だけで、10%近く、
あらゆる薬物依存者を含めると、楽に人口の1割を超えるでしょう。

つまり僕たちは、だらしない珍しい人ではなく、
誰でもがなってしまうかもしれない状態になってしまった連中なんです。

アル中という言葉に潜む侮蔑的な要素を少しでも薄めるためにも、4月4日を様々なマイノリティーの日とし、
実はマイノリティーはすぐ近くにいる当たり前の存在であることを社会全体に知ってもらいましょう。

以前にも書きましたが、僕たちの疾病の原因を僕たちの不適切な行動だけに求めるのは、問題の解決にはつながりませんし、
新たな不幸の連鎖を生み出す源にもなりかねません。

マイノリティーが多数ともに暮らしているのが僕たちの社会であることを、4月4日に再認識してもらいましょう。

ありとあらゆる面で多数者に所属しているという人も、ある意味でちょっと来てますよね。

マイノリティーの日、4月4日、万歳。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。