僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

貧相な食欲

飲酒歴40年、断酒歴2年と少し、厚かましさ満開、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、少し嘆き?の・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


何を嘆いているかというと・・・

食事についてです。



味覚障害で食事が楽しくない!

なんてことは全くありません。


毎日、冷凍食品やインスタント食品ばかりで味気ない!

てなことも全くありません。
パートナーは旬の食材で素朴な食卓を用意してくれます。


じゃぁ、何を嘆いているんだい?ということになりますが…

もしかするとぜいたくな悩みかもしれませんし、
結構、深刻な悩みかもしれません。


これまでも何回か報告しましたが、

断酒ライフに入門して以来、味覚が全く変わりました。

1 甘いものが好きになりました。
2 濃い味付けが苦手になりました。
3 特に塩気のきつい食べ物は受け付けません。

ということで、少なくとも2と3は、健康には良さそうな変化ですよね。

そしてその結果、

4 旬の野菜の美味しさこそが味の極みだ!
という境地に至りました(ような気がしてます)。


全く嘆くことはなさそうなのですが、
もう一つの大きな変化がありまして、
そしてその変化も僕の年令を考えると健康にも良さそうなのですが…

5 一杯食べることができなくなりました。

というドラマが起きてしまったのです。


これは家で食事をする分には、全然問題にはなりません。

パートナーにしても、おかずの量をがんばらなくてもよいので、調理の負担の軽減になりますよね。

(といっても、我が家には、食べ盛り、育ち盛りの17歳の健康な男子がいますから、僕の小食はそれほど効果はないか。)


では小食の何が問題かというと・・・


外食の楽しみが半減、あるいはもっと少なくなるかな、することなんですね。


例えば、明日、明後日と東京に行きますが、
もう一日目の食事のパターンは決まっちゃってます。

せっかくなので「いきなりステーキ」なぞという、やんちゃな食事にも挑戦してみたいのですが、

下手に「いきステ」をかますと、食事だけではなく、生活のリズム、全体が狂いそうです。


飲酒者の頃であれば、
なぜか酒を飲んでいるうちに胃袋に空間ができたような気がして、
食べられたんですが、

断酒者の繊細な消化器官は、自然の摂理に逆らう食事のパターンは拒絶するんですね。


僕は断酒者になったことによって、
進化した人類になったようです。

皆さん、大酒のみの大飯食いをバカにしましょう、や~い原始人といって。

ま、これは冗談ですが。


でも、もう少し食べられたらなぁ、と思うこともあります。
特に立食式のパーティーなんかでは辛いときもありますよね。


しかし僕たちは進化したということで、誇りに思いながら、納得しましょう(って納得していないこと丸出し)。


いずれにしましても
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。