僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

組織の中で僕たちはバカになる

飲酒歴40年、断酒歴2年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、実はストレスフル・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。



突然ですが、皆さんは何らかの形で組織に所属していますよね。

特に生活の糧を得るための仕事というステージでは、
ほとんどの皆さんが組織の一員として活動されていると思います。

もちろん僕もそうです。

大学という組織に所属し、
その大学の経営母体である学校法人から給与の支給を受けています。


そして多くの組織では、
組織全体の行動の効率化のために、
上意下達の意思決定ならびに伝達システムが採用されています。


もしこの中央集権的なシステムが機能しなかった場合、
組織は組織であることのアドバンテージを失うだけではなく、
組織は組織であることの意味を失い、
烏合の衆以下に成り下がってしまうことでしょう。


ということで組織内では基本的には勝手なふるまい、
あるいは独善的な個人プレーは許されません。

組織の成員は何らかの問題に遭遇した場合、自らのスキルを発揮して解決することよりも、
組織内の意思決定責任者にお伺いを立て、その指示に従うのが良しとされます。


しかし最近、現場の担当者で十分判断できるやろうということまで、
組織内の上席者に判断を仰ぐことが増えてきてないでしょうか、いろいろな組織の中で。


僕の仕事は比較的、個人の判断に任される部分が多いほうです。
例えば、ここの授業の進め方について僕たちは、
誰かから指示を受けることはほとんどありません。
また学会活動や研究活動についても自主性が尊重されます。

もっとも世の大学教師の中には、
そのような自主性の尊重をいいことに、
全くといっていいほど研究活動に従事していないふざけた輩もいますけどね。

僕の勤めている大学のYという教師はその典型です。

おい、Y、お前、授業料泥棒であることを自覚せいよ。


で、元の話に戻りますが、
僕はそのような自主性の尊重される立場につくことができたおかげか、
個人で判断せず、すぐに上席者の判断を仰ごうとするやつに怒りに近い感情を覚えます。

また、僕たちの仕事でも
例えば大学の広報にかかわるような部分では、
通常の会社組織のような上意下達制度に従うことが要求される部分もあります。

で、全く断定はできないのですが、
僕が過度の習慣飲酒に陥ってしまった原因の一つに、

そのような責任放棄型組織人とのかかわりを強要され、
また僕自身も時にそのようなシステムの一部として行動することを要求されることに基づく、
ストレスがあったかもしれません。


もちろんこの解釈がかなりわがまま勝手なものであることは、ある程度は承知しています。

でも今でも僕にフラストレーションを溜めさせることになったいくつかの場面を思い出すことがあります。

いつまでも覚えているということは、
やはり僕に精神的な負荷をもたらす原因の一つであるということでしょうね。


あんまり暑すぎて日本中から個人の適切な判断が失われていくことを恐れます。

組織の維持も大事ですけど、
考える主体としての個人の尊厳も大事ですよね。

そのような尊厳を再び失わないためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。