特に、最近やばいのが、俺はホンマは依存症には至っていないんじゃないか、或いは、肝硬変の診断も、間違っていたんじゃないか、という、根拠もへったくれもない、勝手な想像です。
じゃぁ、少しくらい飲んでも大丈夫だよね、飲んでみよか。
今では、驚いたことに、ここから先に進まないのですが、妄想が。
確か、酒を飲んでいた時の俺は、酒を心の底から美味しいと思って飲んでいたよな、
依存症最末期の去年の11月くらいには、朝飯前に焼酎をくいっと飲んで、うま、と思っていたよな。
そう、俺は、純粋に飲料としての酒を愛していたはずです。
ところが、今は酒を飲むことを考えると、
せっかくのいまのさわやかな気持ちが何処かに行ってしまうんじゃないか、
お腹の中におかしな感覚が広がるんじゃないか、
(五臓六腑に沁みますなぁ、変なしびれが)
と、ネガティブな心もちになります。
1つの予想される結論、(残念ながらむちゃくちゃ当たり前な結論ですが)
やっぱり俺は、依存症であるが故に酒を浴びていたに過ぎなかった、
酒をその味覚ゆえに愛していたのではなかった、
(明言したくはないけれど、明言しなければなりません)俺の心は、蝕まれていた、アルコール依存症という病気に。
ホンマに今さらながらですが、僕たちはこの葛藤と死ぬまで付き合うんですよね。