僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ビールに克つ

昨日は5月8日、
断酒生活に入って111日目、一つの分水嶺になる可能性のある日でした。

午前中に、僕の住んでいる地区の自治会の掃除がありました。

山の麓にある僕たちの集落は、道に落ち葉がたまったり、道路わきの木の枝がのびたりしますので、
春と秋に、自治会として清掃活動を行っています。

そして1時間半ほどの作業の後に、全員で町内の辻に集まり、飲み物とスナック菓子を楽しみながら、
自治会の総会を行うのが恒例となっています。

そして問題は、その飲み物です。
半分以上が缶ビールなのです。それも税金の高い方の。

軽作業で軽く汗を流し、明るい日差しの下で地べたに腰を下ろしてのビール。
最高ですよね。
ただし今の僕にとっては、
最高でした、ですよね。

そうです、この日の缶ビールの誘惑に耐えられるかどうかが、僕の断酒生活のおおきな節目になったのです。

結果としましては、楽勝でした。
皆さんが飲んでいるビール、不思議なことに美味しそうには見えませんでした。

最初の一杯のビール、お日さまの下でのビール、そして宴会の乾杯のビール。

どれも最高の一杯でした、つい、この間までの僕にとっては。

しかし今の僕にとっては、特に美味しいとは思えない、不思議な飲み物に変わってしまったようです。

再飲酒欲求も、この頃、頭をもたげません。

しかし、油断は大敵でしょうね。
アルコール外来の先生がおっしゃってました、あいつは悪友のように、突然、顔を現わす、と。

今日も1日、断酒ライフ。そして皆さんも、ご機嫌さん、断酒ライフを。