僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

肝臓CT検査

一昨日(5月12日)のことになりますが、肝臓CT検査を受けてまいりました。

高いっすね~、CT検査料!

もちろん、最新の機器を駆使し、専門家が立ち会う中で、僕の内部に関する詳細なデータが得られるという事ですから、会計の段階で財布から福沢さんがさよならする印象だけで、高価であるとする判断は、あまりにも短絡的なんでしょう。
でも、知らんかったというか、全く覚悟ができていなかったので、オイオイ、と柳沢慎吾になってしまいました。

ところであのCM、僕たちくらいの世代の男性の歳の取り方について、きれいに描写していますね。
もっとも、あの3人は一応人生の成功者として描かれていますので、必ずしも全面的に共感できるわけではありませんが。

CT検査でもう一つ、印象深かったこと。
検査機器がよくできています。

被験者は横になり撮影機のワッカの中をくぐるような形になります。
そして、息を吸ったり、止めたりという動作を指示されます。
この指示、音声によってもなされますが、機械のちょうど顔が向き合うくらいの場所に、分かりやすいピクトグラム(絵文字)によっても示されるんですね。
これならば、声を聴きにくい高齢者や聴覚障害者、そして日本語の理解に難がある外国人にも分かりやすいなと感じました。

ピクトグラムによるマン・マシン・インターフェース自体は、おそらくはプロダクト・デザインと機能主義、そしてヴィジュアル・コミュニケーションが結び付けられて考えられるようになっていった1960年代からあったものでしょうが、それが医療機器に対して、しかも操作者ではなく被験者の立場から考慮されるようになったのは、80年代以降でしょう。
この手のデザインというのは、どうしてもデザイナーの独りよがりになりがちなのですが、今回僕が経験したピクトグラムは、理解力の後退が明らかになりつつある高齢者にとっても、分かりやすいものだっと思います。

今回のCT検査、検査時間は午後2時という事であったので、昼食を抜くように指示がありました。
いや~、おなかがすきましたね。
病院に向かう車を運転しながら、おなかへった~、とうなっていましたし、検査等を終えてから食べたパンの美味しかったこと。
入院前にあんなに食欲が落ちていたのに、最近では酒を飲まないせいもあり、量は食べられないのですが、食に関する欲望は、人間的にも動物的にもマックスに近いかも。
食欲、当たり前ですが、大事な健康のバロメーターです。
ありがたいことです。

今日もLWOA Life Without Alcohol、皆さんにも僕にも、ご機嫌さん断酒ライフを。