僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

第2の故郷 京都

昨日(5月14日)は、学会で京都に行ってまいりました。

僕は京都市の隣の行政区画に住んでいますので、それほど遠いわけではないのですが、
かといって、生活圏の一部というには、ここ10年ほどは、京都とは距離を取っている感じがあります。

以前は、ある保育関係の仕事から、比較的、京都に出かけることも多くなったのですが、
今では、展覧会か学会、そしてこのブログでも書き込んでいますが、僕自身の遠足のために赴くくらいですから、
平均するとひと月に1回くらいかな、京都に行くのは。

いつもですと、アルキニストとしてできる限り歩き回るのですが、昨日は久々にバスを活用しました。

学会の会場は、京都造形芸術大学、バス停で言いますと、上終町、まさに読んで字のごとく、京都市域の上(北)の果てなんですが、市バスの料金体系からは上の果てではなくなっていましたね。
京都の市バスは、統一料金の運行区域とその外部の料金が加算される地域に分かれて運行されていますが、かつて僕が学生として過ごしていた頃の京都では、上終町は、まさに統一料金運行地域の終着点、上の果てだったんですね。
今では、さらに北部の、岩倉地域までが統一料金区域になっています。

僕が学生の頃は、岩倉といえば、京都のチベットと呼ばれ、京都とは違うという差別待遇を受けていました。

当然ながら月日の経過の中で、様ざまなものが変わります。

でも、変わらないものもしつこく残っているのが、京都という街のすごさでもあります。

京都駅から5番のバスに乗って、いつもは歩きながらのんびり見ている風景を、少しばかり異なる視点とスピードから眺めました。

伊豆半島の先っちょの田舎町から京都へと出てきた若き日の血気盛んな僕にとって、京都はとてつもなく特別な街です。
世界中から多くの人びとがやってくるこの町で人生の実りの豊かな時期を過ごせたこと、無茶無茶幸せなことだったんでしょうね。

京都への思い、また書き込もうと思います。

今日は奈良、イトーヨーカ堂でのライブ、出かける前のウォーミングアップに取り掛かります。

今日も、皆さんも僕も、ご機嫌さん、LWOA Life Without Alcohol。