僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

コースケとダイヤ

加齢のせいか、肝臓を言わしてしまったせいか、疲れが取れません、アル症と肝硬変、しっかり付き合いますよ。
リスボン、57歳。

今日もリスボンのノープラン・独善ブログ、ご訪問、ありがとうございます。


萩野公介瀬戸大也の両選手、やりました。
1-2フィニッシュとはいきませんでしたが、キング・オヴ・スイミング、400メートル個人メドレーで、金メダルと銅メダル獲得、おめでとう。

この2選手、見ているとすごくうらやましくなります。
何がかっていうと、

こんなにし烈な競争をしていながら、こんなに仲良しで、しかも互いをしっかり尊敬しあって、そして互いが見事に切磋琢磨しあう関係。

単によきライバルという簡単な言い方では収まり切れないような、稀有な関係。

厳しさと陽気さを同時に兼ね備えた関係。

こんないい奴と出会える人生って、そうないよね。

僕のちっちゃな人生を振り返ってみると、

一番濃い関係を築くことができたのは、大学時代の友人たちでした。
でも、それぞれが家庭をもち、また社会的な立場も確立されることにより、客観的に互いを知り合う、大人の関係になっていきました。

大学以前の友人たちとは、僕が故郷との関係を断ってしまったこともあり、ほとんど連絡はありません、お互いに。

学術活動を通して知り合った人たちとの関係は、僕の人生の中でとても大事なものです。
しかし、互いのプライヴェートにまで踏み込むようなことは、まずありません。

福祉活動を通して知り合ったこどもたち。
でもこのみんなも、うれしいことでもあるんだけれど、それぞれに大人になっていきます。

音楽仲間は、やはり音楽仲間です。
一番大切な連中ですが、僕の音楽に対する考え方や感じ方の変化とともに、人間関係も発展的に変化していくでしょう。

やっぱり、萩野公介瀬戸大也は、めったにない、素晴らしいライバル関係を築けたんですよね。


オリンピックでふと思い出すのは、違法カジノへの出入りによって、参加資格をはく奪された、バドミントンの百田選手のことです。
はっきり言って、ワイドショー的な脈絡ではありますが、下品なスナックで遊んでいた、チャラい百田をかばおうという気はありません。
でも、一流の世界って怖いよね。
努力の積み重ねによって何事かに秀でることができた個人、当然のご褒美があってしかるべきです。
名誉だったり、金銭だったり。
でもそのご褒美の使い道を少し間違えると、取り返しのつかないことになるんだよね。
すべてのスポーツマンが、僕の大嫌いな田舎ヤンキー感覚をもっているとは思いませんが、
気になるところです。

そして話は飛びますが、柔道。
日本柔道界は金メダルを取らなければならないそうです。
頑張ってください。

でも、冷たいようですが、あなた方が全身全霊をかけて取り組んでいる柔道と、
オリンピックの公式競技の一つ、Judoは、異なる競技ではないでしょうか。
僕は柔道の良さはわかりません。
しかし、大いなる伝統を積み重ねてきた文化であることに敬意を表します。
でも、国際スポーツの1種目としてのJudoではないのではないでしょうか。
柔道の第一人者が、Judoの金メダリストでなくても、よいのではないですか。
柔道は柔道としての誇りをもってもよいと思います。


今まさに、地球の反対側で開催されている大きな祭典。
この気が遠くなる距離を、たとえ無理でもしっかり見つめましょう。
僕たちの立っている平面は、実は曲面だそうです。
そしてその曲面をずーーっとたどっていくと、リオにたどり着くらしい。
そしてリオにいる人たちは、僕たちから見ると逆立ちしてるんだよね。

大きな宇宙の中のちっぽけな星、地球。
でもその地球も、でっけーぜ。

そのでっかさの中で、皆さん、そして僕も、今日もご機嫌さんで、
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。