「近場でええんちゃうかな~」と発言し、嫁と娘二人のだんまり無視攻撃に苦しむお父さん。
(何のCMでしたっけ?)
アル症と肝硬変、でもこのだんまり無視攻撃の方が辛いです、リスボン、57歳。
今日もリスボンの、ノープラン・わがまま・気まぐれブログ、ご訪問ありがとうございます。
昨日は、なぜか彦根に行きました。
彦根に行った理由は、長女のちょっとしたドジのフォローですが、
ま、たまにはいいでしょ。
と言いますのも、大津から彦根ですと、中途ハンパに近くて、でも決して近くはないので、逆に覚悟を決めないと、わざわざは行かないのですね。
というわけで、滋賀県民としましては、大事な郷土の文化都市なのですが、彦根は訪れることの少ない街なのです。
ちなみに地図を確認してください。
我が滋賀県、自慢の琵琶湖のせいで、県内の主要都市の行き来が結構、めんどくさいんです。
大津から彦根、車ですと、1時間半かかるかどうか。
でも中途半端な遠さですよね。
しかし、せっかくの機会ですので、灯台モトクロス観光、楽しんでまいりました。
と言っても、結局訪れたのは、彦根城だけでした。
実は彦根城、実際に入ってみると、建物にしても室内にしても、庭園にしても、案外面白く、あっという間に時間が経ってしまったのです。
彦根城、市内に入りますと、場所によっては遠くから少しずつ見えてきます。
遠くからですと、それほど壮大な印象はありません。
お城の近くの駐車場に車を入れ、お堀と石垣の間を歩きながら、少しづつ天守に近づいていきます。
夏の日差しの中、優しい日陰を作ってくれる木々の屋根の下の階段を上っていくと、複雑な形をした天守閣が、突然目に飛び込んできました。
僕は城郭建築にはそれほど詳しくはないのですが、破風や屋根の角の仕上げ等は、かなり複雑な職人たちの技が発揮されており、決して大きな天守ではないのですが、しばらく見とれてしまいます。
天守の内部に入ると、随所に自然木の形をそのまま生かした柱や梁が巡らされ、そこここに棟梁や職人たちのものつくり精神があふれていました。
天守を中心とした空間構成もなかなか凝ったものです。
戦国時代に起源を持つお城ですから、攻め込んでくる敵を惑わす、迷路のような構造をしています。
そしてあちこちから、彦根市街の意外な風景が目に飛び込んできます。
最後に玄宮園という庭園を巡って、一巡りのコースが終わりますが、
この玄宮園、公家や貴族の文化である東山文化とはまた異なる、壮大でありながら、親しみやすい、武家の文化精神があふれていました。
ふと気がつくと、2時間半、お城の境内を散策していました。
お城を後にして少しだけ観光商店街を歩きましたが、次の機会にはもう少し時間をかけて彦根の街を楽しんでみたいと思います。
お金と時間をかけて足を延ばす観光も、もちろん楽しいものです。
でも、意外にも近場に見るべき箇所はあるもののようです。
海外もいいけど、国内も。
そして遠くもいいけど、近くも素晴らしい。
必ずしも観光地ではなくとも、人が暮らす場所には、それぞれの独自の文化があるようです。
ぼくたちに与えられた時間は、案外短いですね。
そして僕たちは、その短い時間のかなりの部分を、酒に費やしてしまいました。
それはそれで全く無駄であったとは思いませんが、負の遺産も残してくれたわけです。
せっかく酒を飲まない楽しさを見つけることができました。
これを最高のチャンスと思い、皆さん、そして僕も、今日もご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。
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