僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

心が狭いよ、朝日新聞

今朝のわんこの散歩中、少しだけ風の中に秋を感じました。
まだ早いとは思いますが、季節は少しずつ動いていますよ。
アル症と肝硬変、元気で明るい病人、リスボン、57歳。

本日もリスボンの、自分勝手・ノープラン・わがまま・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。


ほんまにリオ・オリンピック、終わっちゃいました。
次はパラリンピックですね。

リオで印象に残ったシーン、いくつもありますが、僕は、卓球女子3姉妹のチームワークに大きく得るものがありました。
特に、団体戦の3位決定戦でしたか、
応援の際中の「がんばれ」の一言が試合中のプレイヤーへのアドヴァイスと誤解され、
警告を受け、監視者付きの席に移動させられた後の、石川選手の懸命の応援の姿勢、
ググッときましたね。
長女としての責任感からのプレッシャーと戦っていた愛ちゃん、
これからの可能性を存分に感じさせた美誠ちゃん、
二人とも素晴らしいプレイヤーですが、なんといっても、佳純ちゃんの純真極まりない応援の姿勢。
もちろん、プレイヤーとしての佳純ちゃんもむっちゃ、かっこいいんですよ、でも、あのチームメイトに対するひたむきな姿勢、感動させられましたね。

というわけで、ほんまに終わりました。
閉会式もいろいろな仕掛けがありました。
和服姿の小池知事もええ感じでしたし、あの不思議なコーラスアレンジの君が代、悪くなかったね。

で、安倍首相のマリオですよ。
常々、書いていますように、僕はあの首相、大っ嫌いです。
国民から考える力を奪おうとする、強権的な姿勢、
誰もが絶対にしてはいけない行為としての人殺しの準備を、国として法律上も可能にしようとする、
犯罪者と断罪しても足りないような邪心の持ち主。
絶対に許せません。

ですが、リオ五輪閉会式のマリオの演出を堂々と受けて実行してしまった安倍さん。
少しは評価してもいいかも。

もちろん、あのパフォーマンスの裏側には、なんらかの政治的な計算や意図があるんでしょう。
でも、世界中が面白がる演出に乗ってくれたという点は、悪くなかった。

そして、今朝の朝日新聞です。

僕は、生まれてこのかた、50数年の筋金入りの朝日っこです。
朝日新聞のせいで、僕の政治的信条は、かなり左側に偏っていることは認めます。
しかし、そのような偏向したメディアも成熟した社会においては必要であることも知っています。
ですので、基本的に僕の発想は、朝日新聞的です。

でも、今朝の朝日、これはないわ。
いけませんわ。
何がないかというと、リオの閉会式で安倍首相がマリオに扮したことはおろか、出席したことすら、一言も触れていないんですね。
確かに、安倍さん、マリオに変身、というネタは、芸能ネタっぽいです。
でも、今後の日本の外交姿勢や、まさに2020年の東京オリンピックに対して日本の政府がどういうスタンスをもつのかという、極めて重要な懸案に対して、安倍さんがわざわざリオまで行って、マリオになったというのは、なんらかの意味を持つ行為ですよね。
それについて全く触れていない朝日新聞、偏向ぶりもここに極まれり、といったところかな。

一瞬、朝日の購読、やめようかなとも思いました。

事実を伝えるのは新聞の大きな社会的使命です。
また世論の形成に一役を買うというのも、新聞の無視できない大きな使命です。
だからこそ、朝日新聞には、もう少し度量の大きさが欲しかった。
あの大嫌いな総理大臣と同じレベルに成り下がっているとしたら、
つまり、気に入らんことは記事にしない、無視するという姿勢が支配しているとするならば、
朝日新聞の社会的使命は終わったかもしれません。

もう少し様子を見ますが、事態はかなりヤバイと思います。

でも、僕たち断酒生活者は、断固たる想いと楽しさを見つけながら、みなさん、そして僕も、今日もご機嫌さんで、
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続しましょう。