僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

危険な誘惑

天高く馬肥ゆる秋
天が高かろうがアル症はアル症
馬が肥えようが肝硬変は肝硬変
天上天下唯我独尊 変人リスボン、57歳。

本日もリスボンの、独断と偏見・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

先日も報告しましたように、最近、スリップする夢を立て続けに見ました。

現実世界では大学祭という宴をアルコール抜きで楽しめているのにもかかわらず、です。

断酒生活者になってから人様から、マ、一杯と勧められたのは一度だけです。
その時にも近くに知り合いがおり、
「あきまへんで、この先生に勧めたら」と一言が入り、
あっさり無事に済みました。

なぜ現実世界では問題なく過ごせているのに、夢の中では飲んでしまう、あるいは飲みそうになってしまうんでしょう。

やはり、再飲酒に対する欲望が少なくなってきたとはいえ、
心の奥底では、まだ飲みたいんでしょうね。

つまり、危険は外側ではなく、内側にありそうです。

僕は会社勤めをしてませんので、大丈夫なのですが、
会社という組織に属していると、飲みニケーションという面倒なスキルが要求される場面があるようですね。
場合によっては、「俺の酒が飲めへんっちゅうんかい」という、ほとんどアルハラと言って良い仕打ちを受けることもありやなしやと聞きます。

そのような時はそれで災難ですよね。

でも僕たち断酒生活者は、それくらいの強制に負けてはいけないでしょう。

なぜなら、本当の敵は、僕たち自身の内側にあるからです。

僕自身も感じていますし、先輩たちのブログを拝見していてもそうなのですが、一番怖いのは、

「これだけ断酒期間をおいたのだから、1度くらいの機会飲酒は大丈夫だろう」
という、根拠のない希望的観測でしょう。

僕もそのような誘惑が心の隅にもたげることがあります。
そして怖いことに、断酒期間がある程度長くなればなるほど、この忌々しい誘惑は、ちょいちょい現れるようになるんですね。

でも、悪魔には負けないようにしましょう。

僕たちは機会飲酒を機会飲酒で止めることはできないんです。
必ず習慣飲酒に変わります。
そして、家族の目を避けるように、朝から飲むことになるのです。

朝から飲む酒が美味いと感じたら、もう人間失格ですよね。
つまり僕たちは、いつでも人間失格になれるんです、むっちゃ簡単に。

この恐怖感を忘れずにいましょう。
僕たちは危ない連中なんです。

でも危ない僕たちも、今日も(明日も)ご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフを継続していけば、人間失格から免れるんです。
みなさん、そして僕も、LWOA しっかり続けましょう。