僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日も昨日の続きで昨日の話

飲酒歴40年、断酒歴8年と3カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、今日も果報者のおのろけ?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

サブタイトルでおのろけ?と振りましたが、

いわゆる艶っぽい、おのろけ話ではございません。

連休明けの今日も報告したいことがあるのですが、

昨日の大事なできごとをお知らせできていませんので、

今日はそちらに重点を置きます。

 

 

報告したい昨日のイベントの様子です。

場所は京都市にあるとある高齢者福祉施設

怪しげな音楽団体が、施設の利用者の皆様の前で、演奏を披露するの図です。

左端の白髪のピアニストが僕です。

 

バンドの右から3人目、白い T シャツにオレンジ色っぽいシャツを羽織っている男性が、

このイベントの仕掛人であり、そしてこの演奏集団のまとめ役である、アンディです。

これまでも、そして今後も彼は僕のこのブログに登場しそうなので、

芸名を公開しちゃいましょう。

 

アンディ、実は、かつての僕と同業者でして、

とある大学の教授です。

広い意味での経営学を専門としていますが、

音楽に対しても並々ならぬ情熱を発揮する、アクティブ野郎です。

 

アンディは1年半ほど、この会場となった福祉施設でアルバイトをしていた経験があり、

その縁で、利用者の皆さんに楽しんでもらう、施設内ミニ・コンサートを企画したようです。

 

バンドのメンバーも、アンディが多彩な活動の中で出会ったミュージシャンからセレクトされており、

僕もその中の一人だったという訳です。

 

昨日のこのミニ・ライブは、童謡と昭和歌謡を中心に構成されており、

曲のアレンジは、僕の隣のプロギタリスト、T さんが担当されました。

僕は T さんのアレンジに対して、主にハーモニーの部分を補佐するような演奏を展開しました。

 

ハッキリ言います、音楽的に高度なことは何もしていません。

アンディともう一人のヴォーカリストも、童謡をシンプルに歌い、

オカリナも素朴にメロディーを重ね、

カホンも分かりやすい、飾りっけのないビートを響かせていました。

 

そしてギターの T さんも、ピアノ担当の僕も、

親しみやすいメロディーをそのまま奏で、

ハーモニーもできる限りシンプルな構成で演奏しました。

 

1時間弱に渡って、本当に外連味の全くない、素朴な味わいのサウンドを響かせました。

でも、

というよりも、だからこそというべきでしょう、

聴いてくださった施設の利用者の皆さん、

心の底から楽しんでくださったようです。

 

ミュージシャンがもてる技術と感性を120%、発揮する、息をもつかせない演奏、

それも音楽の醍醐味ですが、

シンプルだからこそ魂に響くメロディーとハーモニーの魅力を最大限に引き出すこと、

これも音楽の醍醐味です。

 

僕はアンディと昨年の11月くらいに知り合いました。

そしてアンディによって、京都のアマチュア・ポップスの世界に出入りするようになりました。

ビジネス理論を専門としているアンディは、

音楽シーンの中でも、類まれな企画力と人脈力を発揮し、

僕を振り回してくれています。

ありがたく、彼に振り回されています。

 

昨日、一緒に演奏したメンバーも、

僕の独力の音楽活動の中では、出会うことのなかったであろう人たちでした。

ミュージシャン以外にも様ざまな人たちと、音楽を通してつながりを広げていくことができています。

 

僕は果報者です。

断酒ライフに入門したことによって、本当にやりたいことができるようになりました。

そしてそのやりたいことが音楽であったがゆえに、

多くの新たな出会いに恵まれ、そしてこれから僕の人脈力も向上していくことでしょう。

神様に感謝し、断酒魂に感謝し、そして音楽に感謝する毎日です。