僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

病気と健康に共存?

飲酒歴40年、断酒歴8年と3カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、屁理屈に聞こえるかも・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

一昨日、昨日に続きまして、またも前日の話題です。

昨日は、久々の定期検診の日でした。

 

検診の内容ですが、

血液検査、エコー検査、内視鏡検査、そしてそれらの結果を基にした先生による問診です。

 

エコー検査と内視鏡検査は、朝からの絶飲食が伴うので、

ちょっと辛いっす。

朝食を1回、抜くだけなのですが、

朝食をとらないと、頭の働きはボケるくせに、妙にイライラしますよね、

あのイラつきがホンマ、イヤっすわ。

 

内視鏡、つまり胃カメラによる検査ですが、

これも楽しいものではありません。

カメラの小型化が進んだとはいえ、

カメラが喉のあたりを過ぎていくときのエズキ感は、

何とも形容しがたい辛さですよね。

 

 

ただ僕の場合、昨年くらいから、この辛さを少し抑えるコツを会得しました。

簡単なことなんです、書いてしまえば。

要は、身体が構えてしまうと、しんどいんです。

口元を始め、身体全体を脱力状態に置き、

なされるがままに任せる、

これでかなり辛さは抑えられます。

 

以前はホンマに看護師さんに背中をさすってもらいながらも大騒ぎをしてましたが、

昨日、僕が発したエズキ声は、2回ほどで済んでます。

ホンマに慣れてきましたわ。

 

午前中に以上の検査を終え、

病院内で待ちに待ったランチを食べ、

午後イチで、主治医の若おネェちゃん先生の診察を受けました。

 

先生は午前の検査の結果を確認しながら、僕の容態が安定していることを請け負ってくださいました。

そして次回の検診について、1年先でどうでしょうかと、ご提案されました。

 

実にありがたい話です。

もちろん、薬の処方も受けていません。

次回の検診は、来年の5月です。

若おネェちゃん先生も、移動で転勤されているかもしれません。

 

どうやら僕は、僕自身の持病ともいえる、

肝硬変とアルコール使用障害という二つの病気と、

安定的に共存できるようになったようです。

どちらの疾病も完治はあり得ません。

しかし、健康的に暮らしながら、共存していくことのできる病気です。

病人となって8年、病人としてもベテランの域に達しつつあるようです。

病気でありながら健康に生きている、

僕はこの面白い矛盾の中で、生き延びてやります。

 

ちなみに若おネェちゃん先生、少しお医者さんぽい貫禄がついてきた感じでした。

僕も歳を重ねましたが、先生も経験を積まれたようです。