僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

人と出会える仕事、ミュージシャン

飲酒歴40年、断酒歴8年と3カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、お金も大事だけど・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

昨日は岐阜県美濃市で開催されたジャズイベントに参加してきたことを報告しました。

今日は、昨日の続きで、美濃でのイベント以外にも嬉しいことがあったことを報告します。

 

昨日の「みの・ジャズストリート」での僕たちの出演時間は、

午前11時25分から、午後0時40分までの、1時間15分。

自分たちの演奏時間を終えた Y さんと僕は、

他の演奏会場を覗きながら、

美濃市の「梲の上る街」界隈を観光しました。

 

そして美濃市を出発したのが、午後3時過ぎ、それから Y さんの提案を受けまして、

滋賀県長浜市に向かいました。

 

Y さんによれば、長浜にはピアノが常設してあるスポットが2か所あり、

どうやら僕をそこに案内することを考えてらしたようです。

 

1か所目は、長浜駅のすぐ近くにある複合施設の1階のロビーで、

びわこにちなんで青く塗られたグランドピアノが置いてあり、

誰でも演奏していいことになっているそうです。

駅ピアノのように、公共の場所で公開されているピアノは、この頃、増えてきましたが、

グランドピアノの例はなかなか、珍しいと思います。

湖ピアノを弾く僕。撮影は Y さんです。

30分ほど、弾かせていただきました。

 

そして2か所目は、これも長浜駅の近くにあるワイン・バー、「Von」。

脱サラ途中の気鋭のマスターが経営する、いろいろな点で野心的なお店です。

店内に、年代物のアップライトピアノがあり、

時々、ライブやセッションを始めとする、ジャズ・イベントを開催しているそうです。

 

入店と同時に Y さんがマスターの奥さんに交渉し、にわかライブを始めました。

 

この時同席していたお客さんは、カップルが一組だけでしたが、

僕たちの演奏に体でリズムを刻みながら楽しんでくれてました。

 

遅れてやってきたマスターから、実はカップルの女性が誕生日で、

男性客がこの方のバースデイをサプライズでお祝いしたいと考えてることを聞きました。

そこで急遽、ナンチャッテ・ハウス・ピアニストになり、

Happy Birthday to You を演奏することにしました。

 

サプライズにしたいということで、

まずバラード風のイントロを弾きながら、あえて内容が分からないように、

「こんな素晴らしい日に立ち会うことができ、そしてお祝いをお手伝いすることができて、大変、光栄です」

てなことを、カッコつけて英語でアナウンスし、

そして Happy Birthday to You を歌い、演奏しました。

 

当事者のレディには、大変、喜んでいただくことができました。

 

さらに常連のお客さんもお越しになり、

Y さんと僕は、ここでももさらに調子こいて、ミニライブを行いました。

家族連れでお越しいただいたこちらのお客さんにも喜んでいただき、

名刺まで頂戴しました。

 

ピアノを弾き、そして歌を歌うことができる、

このスキルのおかげで、様ざまな人と出会う機会が増えています。

演奏活動に伴う収入は、もちろん、まだまだ小遣い稼ぎにもなりませんが、

しかし、それ以上の大きなインカムがあることを実感しています。

 

実は今日も同様のできごとがあったのですが、

それは明日、ご報告します。

 

断酒ライフがもたらしてくれた果報者人生、

神様に感謝し、すべての人びとにも感謝いたします。