僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ミック・ジャガー

アル症、肝硬変、おっさん症候群、成人病のデパート、リスボン、58歳、元気です。

本日もリスボンの、勝手わがまま・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


さてさて、あきれますね、ミック・ジャガー、73歳。
73歳でまた、父親になったそうです、ホンマにあきれますわ。

このあきれますわは、「ようやるわ」と、ホンマにあきれているのと、「まだ行けるか」という羨望の気持ちと、両方です。

お相手が29歳のバレリーナということだそうで、
恋愛ごっことして声をかけることはできるにしても、
そこから先は凡人には同調できませんわ。

ホンマ、うらやましいの一言。

いつまでも青年のメンタリティーを保ち続け、しかもそのメンタリティーが社会的な責任を伴った行動に現れるという点で、です。

何かに恋をする心、異性愛に限らず、大事ですよね。
ましてや我々、アーティストやアカデミシャン、常に何かに興味津々で目をらんらんと輝かせておく必要があります。
これは、社会的な引退とは全く関係なく、
われわれ人間にとって好奇心の塊であることが、生き続けることの最も力強いインセンティブだからと思うからです。

僕はガキの頃は、ストーンズ派でした。
特に、謎の死を遂げた天才ミュージシャン、ブライアン・ジョーンズにあこがれていました。

今、昔のストーンズの動画を見ますと、ブライアンがストーンズサウンド面にもたらした力の大きさを改めて感じます。
キース・リチャードは、ギタリストとしては凡庸なプレイヤーです、キャラクターは立ってますけど。

そしてブライアンの革新的なアレンジ・プレイと、ミックのむっちゃ不良なボーカル・パフォーマンス、これこそがストーンズの魅力ですよね。

英語がある程度、理解できるようになり、
いくつもの人生の失敗を重ねた今、ストーンズの初期の曲の中身に、さらに共感できるようになりました。

以前にも書きましたが、
As Tears Go By 涙あふれて 
ようやく、自分の歌として歌うことができるようになりました。

そんな若き日のミック・ジャガーと、70を超えてもやんちゃさを発揮しまくるミック・ジャガー
もし会うことができたら、
アニキ、
と呼ばせてもらいたいものです。

アニキの元気さに負けないように、皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。