僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

世間体

パートナーから加齢臭を指摘されました、ついに、じいさんの仲間入りかも。
アル症、肝硬変、そしてじぃさん症候群、それでも(カラ)元気、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、自意識過剰・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


このブログもそうですが、SNSは便利なものです。

中でも僕は、FaceBookは、毎日、確実にチェックしておりますが、
一番大きな目的、そして利点は、卒業生たちの動向がわかることです。

女子学生の場合、記名で結婚したことが分かりますし、
また、男女を問わず、現在の活躍を知ることもできます。

また海外とのやり取りが気楽にできる点も便利です。

昨年の夏にロンドンを訪れた際には、たまたま同時期にロンドンに来ていた友人と連絡を取ることができ、
夕食を共にすることもできました。

僕自身は、あまりFB上で発信することはないのですが、いろいろな意味で重宝しています。


しかし一方で、FBのせいで(というわけではないのですが)、俺、いい歳こいて何してんねやろ、
と、少し落ち込むこともあります。

つまり、ほかの人の活躍の報告を読んで、俺、何もしてへんよなぁと、自虐的になってしまうのです。

そしてその時、歳や立場が妙に気になってしまいます。

おそらく、僕のようにあえて世間からずっこけた価値観で生きているふりをしている人間でも、
世間体という、前時代的な価値観サングラスに、知らず知らずの間に縛られているんですね。

誰でも、人は人、自分は自分、という一大原則のもとにあるはずです。

が・・・・。

世間体という、ある意味では社会の秩序を守っているかもしれない原則、
でも、その本質において、きわめてマッチョな偏見の力、

なかなか無視できないくそ力をもっているようです。

僕たち、アル症者は、世間体という色眼鏡から見たときに、かなりダメなところまで行ってしまったわけです。
ですから、そこからの自由をもっと謳歌すべきなのですが、いろいろと難しいですね。

カミングアウトの問題も、結局のところ、世間体と自分自身をどう折り合いをつけるかという問題ですよね。

僕たちの周囲には、世間体を自らを守る最強の鎧にしている人たちが少なくありません。
彼らのほとんどは、悪い人ではありません。

しかし、僕たちがまずもって理解を得なければならない人たちとは、
僕たちの周囲にいる、そのような保身的常識人たちです。

これは結構、骨の折れそうな仕事ですよね。

どうやら、ぼーっとしててもあかんようです。

世間体と向き合うためには、いろいろな意味での体力が必要でしょう。

というわけで、皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。