僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

缶〇ハイ、コンビニ、スーパー

アル症・肝硬変、でもカラ元気を発揮する58歳、リスボン

本日もリスボンの、人のせいにしたらあかんよ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


僕の勤めている大学、昨日までの大学祭の後片付けということで、本日は授業はありませんでした。
しかし僕は、木曜日までに仕上げる必要のある採点業務と、
僕自身の楽器の片づけおよび研究室のセッティングを予定していましたので、
午前中から大学にいく予定でした・・・・が。

急遽、この連休を利用して帰ってきていた長女を、彦根まで車で送ることになりました。

僕の家から彼女のアパートまでは、車で1時間20分、彼女の通う大学も似たような立地ですので、
家から通って通えないことはないのですが、一人暮らしをしています。

彼女の彦根のアパートまでは、これまでも何回も送ったことはあります。

そしてその途中に当然のごとくコンビニが何軒もあるのですが、
その中の1軒にはややほろ苦い思い出?があります。

というのも、飲酒者末期の頃の僕は、長女をアパートに送り届けた後、大津まで戻る途中に、
そのコンビニで必ずと言っていいほど、缶〇ハイを買って、店の外で一気飲みしてから、また車を走らせていたからです。

これ、完全にアル中の行動ですよね。

僕としてはさりげなく購入していたつもりですが、
店のスタッフ、口には出さなくとも、怪しげな客と思ってみていたでしょうね。

昼日中にいいおっさんが、缶〇ハイを1本だけ購入して、レジ袋はいりませんといって、そそくさと出ていく。

店外での僕の行動をスタッフたちが目撃していたかどうかはわかりませんが、
缶〇ハイを1本だけ買うという行為。
怪しいといえば怪しいですよね。


アル症の末に断酒者となった先輩方のブログを拝見していても、
通勤途中でついついアル〇ール飲料を購入し、グイッと飲んでしまうという行為に走った方、少なくないようです。

僕の運転途中の行動は、さらに法律を犯している可能性がある点からも悪質でした。

いつからこんなに簡単にアル〇ール飲料が手に入るようになったんでしょうね。

もちろん、酒飲みにとってはありがたいこと、この上ない事態です。

そしてその恩恵を山盛り利用して、体と心を壊したのが、僕たちです。

人のせいにするのも決して褒められた話ではありませんが、
しかし、アル〇ールの購入に対して僕たちの社会は、あまりに敷居が低いですよね。

ヨーロッパではもう少し面倒でした、酒を買うことが。

アメリカはどうか知りませんが、ニューオリンズ以外では、屋外での飲酒は法律で禁止されているそうです。

ソウルと台北では、コンビニが町中にあることもあり、ビールは簡単に購入できました。

何か歯止めを考えないと、僕たちの後輩が次から次へと再生産されていきます。

そして彼ら・彼女たちが、断酒者となってくれればよいのですが、
自らの疾病を自覚できず、破滅的な人生を送ることになるとすれば、
生産性の高い人格の喪失という点からも、社会的な損失は大きいというべきでしょう。

タバコほど、足枷、手かせをかまそうとは言いませんが、
現状は、危険だと思います。

僕たちの後輩は、生まれてはならないんです。

僕たちはしかしもう体と心を壊してしまいましたので、

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。