僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

親という課題

静かな冬の一日、今日もアル症と肝硬変と仲良し、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、独り言・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


大学に行っている長女が冬休みということで帰っております。
もっとも、バイトの関係で、正月は下宿に戻るとのこと。

長女、20歳、長男、16歳。

長女、大学で生活デザインを勉強中、多少なりとも卒業後のキャリアについて考え始めているようです。

長男、普通高校1年生、今はサッカーに夢中。
ただし、進学校に進んだという認識はあり、ぼやっとしたイメージでしかないようですが、大学進学についても考えているようです。

長女はもう20歳ですから、いうには及ばないのですが、
長男ももうすでにこどもというカテゴリーから脱皮しているのではないかと感じさせられることが増えています。

もちろん、当たり前ですが経済的には、二人とも僕たち夫婦が全面的に支えています。

しかし精神的な意味では、
完全な独り立ちはまだだとしても、
少なくとも自らのアイデンティティーについて、
親との関係を第一に考えることはなくなってきているでしょう。

二人とも言うときはえらそうなことを言います。

また、僕たちの知らない世界にも所属しています。

僕たちにできることは、巣立ち寸前の最後の世話といったところでしょう。

おそらく、本人たちは、自分が同じ立場に立たない限り、この子育てのファイナル・ステージのケアについては、理解することはないでしょう。
それでいいと思います。

僕も、大学進学を気に、生意気な存在になりました。

こども二人には、このファイナル・ステージの真っただ中で、不細工な姿を見せてしまったこと、すまなかったなと思います。

むっちゃ、かっこ悪い父親です。
隠れるようにして台所で焼酎をあおり、挙句の果てに内臓を言わして入院するという体たらく。

でも、何もなければ酒飲みになっていた可能性の高い長男に対して、
反面教師としての役割は果たすことになってしまったかなとは思います。
過剰な飲酒は、人間性の破壊に直結するという実例を間近に見せてしまったということで。

もういいでしょう、経済的な支援以外はしなくても。

頼ってきたら、できることはします。
でも、親にできることなんて、限られています。

こどもたちには、いろいろなところから学んでほしい。
僕もいろいろなことをしてきましたが、しかしたかが知れています。

現役引退の少し前に病人になるという貴重な経験をしました。
しかし、このことから今の彼女たちが学ぶことはあまりないでしょう。

おそらく、彼らも歳をとります、
そしてその時に、電子クラウド空間にこのテキストが浮遊していれば、
多少なりとも参考にしてもらえるかも。

独り言が誰かの役に立つかどうか、わかりません。
でも僕は書き続けましょう。
脳みそをさぼらせないためにも。

皆さんも僕も、今日も明日も、脳みそをさぼらせないためにも、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。