僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

バブルな夢

元気です、アル症と肝硬変、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、根拠不明・ノープラン・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。

昨夜だったか、一昨晩だったか、ビールを思い切り飲む夢を見てしまいました。
ここのところなかったスリップ夢でしたが、夢の中でプハーっと楽しみながらも、
もう、終わったな、という奇妙に矛盾した感覚がありました。

表立って再飲酒欲求が現れることはないのですが、やはり潜在意識の中には潜んでいるようですね。

ところで、私たちの年代は、いわゆるバブル景気とその崩壊について知っています。
僕も、その真っ只中にいたとは言いませんが、
バブル景気の恩恵の一部は受けていたような気がします。

そしてその頃のことが下地になっているような、奇妙な夢を見ました。

僕は、20代の後半から30代前半にかけて、
東の⚪️⚪️、西の✖️✖️と並び称されるような、
いわゆるお嬢さん大学に非常勤講師として勤務していたことがあります。

当時、ほぼ同じ時期に、
どちらかといえば大阪のやんちゃなねぇちゃんたちが集まる女子大にも非常勤で勤務していたこともあり、
メイクやファッションにおける、おぜぅ様たちとねぇちゃんたちとの違いは、
僕なりに理解していました。

夢はそのお嬢さん大学が舞台です。

ただし、おぜぅさんたちではなく、大学内の様々な部屋に置いてある、家具調度の類が夢の中心です。

今でも、地方の国道沿いに、いわゆる民芸品や小道具などを扱っている、
素人目にも面白そうだけれど、ここでお金を払う気にはならないよな、という店がありますが、
そういう店に置いてありそうな、珍品・貴品が目白押しだったのです、夢の中で。

キッチュといえばキッチュ、アンティークといえばアンティーク、バッタモンといえばバッタモン、
芸術的といえば芸術的、絶対あやしいといえば絶対あやしい。

どうやら僕の中には、
アートともまがい物ともとれる、ある意味で少しばかり物悲しいオブジェに対する、
隠しようのない、愛情があるようです。

王道の真ん真ん中をいく生き方に対する尊敬の念はもっています、が。

王道を行きたくとも叶わずに独自の泥臭い道を行ってしまう生き方。
どうも僕は、そちらに共感を感じるようです。

王道を行くこと、そのことの裏には、尊敬すべき努力の積み重ねがあります。

一方、王道から拒否された道を選ぶ裏には、ひねくれたヴァージョンの根性があります。
ただしこの根性には、少しばかり甘えのソースが潜んでいます。

うまく表現できませんが、飲酒者だった頃の僕の飲酒の動機には、
そんなひねくれ根性も関わっていたような気がします。

ひねくれ、拗ねて甘えていても人生ですよね。
皆さんがひねくれ、拗ねて甘えているかどうかはさておき、

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。