僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

窓際を楽しむ?

アル症でやんす、肝硬変でござんす、鬱陶しい初老のおっさん、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、セレナーデ?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


本日も祝日勤務、ただし、
オープンキャンパスという、大学の経営面からの存続のための重要なイベントのための義務出勤、
いやいやというわけではありませんが、少なくともノリノリではない出勤、こなしてきました。

今ではほとんどの大学が、
オープンキャンパスという高校生を対象とした学生募集営業活動を行うようになってきました。

僕が大学の専任教員としてデビューした20数年前は、まだ珍しい取り組みでしたよ。
なぜならそのころは、ほとんどの大学で入学試験の倍率が出ていたんですから。

ところが昨今では、
僕の勤めている大学も含めて多くの中小規模の大学は、
入学試験が入学試験として機能していません。

なぜかというと、学生を選抜するなぞという、上から目線に立った学校運営ができないからです。

入学試験を受けていただければ、よほどのことがない限り、合格。
そして最近では、このよほどのこともおきません。

オープンキャンパスは、その受験生を集めるための、最大の営業イベントであり、
全教職員が一丸となって、高校生を大学でお迎えします。
そして、こんな楽しい勉強が待っているよ、努力次第では素晴らしい未来も不可能ではないよ、
と、嘘ではない営業トークを展開するのです。

20年前の僕は、
長年のピアニストという接客業体験に裏付けられた営業トークを得意としていましたので、
オープンキャンパスでも若く有能な戦力として重宝されていました。(と思います。)

でも今では、全員が一致して頑張るんじゃい、お前も出てこいや、というレベル扱いの、
窓際勤務に成り下がって(成り上がって?)います。

僕の担当授業区分が、地道な基礎教養教育セクションに当たっているため、
高校生向けに花のある営業コンテンツをもっていませんので、
どうしても地味な部署に配属されます。

営業活動に関しては、ほぼ窓際族です。

窓際、楽ですよ。
持ち場でぼけーっと本を読み、休憩時間には研究室でピアノの練習をしています。

かつての花形営業マンも、地味~に落ち着きました。

なぜ地味~な戦力になってしまったかというと、

一つ、僕の研究領域があまりにも地味で一般受けしない、(というよりも学内の理解者がほとんどいない)
二つ、持ち前の非社交的な性格のため学内にお友だちが少ない、
三つ、前科もちである

以上の理由が考えられますが、

さらに精神疾患を患ってしまったことも、遠因としては挙げられるでしょう。

もちろん、学内の公式のデータには、僕がアルコール依存症であることは掲載されていませんし、
同僚でも知っているのはごくわずかです

しかし長年の大量飲酒のために内臓疾患を患い、ほぼ半年間の休職期間をとった人間に対して、
明瞭ではないにしても、冷たい視線が向けられるのは、仕方がないかもしれませんね。

こうなった以上は、窓際で暴れます。

窓際族も核弾頭やサリンは開発できます。

さぁ、松居一代になるぞ~、っていうのは冗談ですが。

しかし本音では窓際族になってしまったことに不満をもちつつ、
窓際を山盛り楽しんでしまおう、という開き直りももっています。

早く、爆弾、落として~。

たまには不穏な調子で締めましょう。

そのためにも
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。