僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

美味しく楽しい貧乏断酒ライフ

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まだのどが痛みますが、楽しく声を張り上げ、講義を行っています、アル症・肝硬変、無駄に元気な58歳、リスボン

本日もリスボンの、しみじみ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


以前にも何回か書きましたが、我が家にはワン姫様が1匹おります。

6年前の3月13日、家族全員でペットショップに赴き、その日のうちに養女縁組を決めました。

以来、6年半、ワン姫様は我が家の中で外すことのない重要な家族として君臨しています。

今思えば、あの日、すなわちワン姫様と即決で養女縁組を決めた日が、僕の収入が最も安定し高かった時期でした。
ワン姫様ご本人は、ミックスということもあり、それほど高くはなかったのですが、
初めてワンちゃんと暮らす我が家、いわば周辺機器に初期投資が必要でした。
そしてあの日、しめて20万円ほどを躊躇なく支払うことができました。

まさかその後、収入がどんどん減っていくとは、予想すらしませんでした。
年収レベルで、200万円近くの収入減!になっています。

現在は、こどもたちの学費、長女は大学生、長男は高校生、しかし長男も再来年には大学生になります、
そして、まだ残っている住宅ローンの返済、

この二通りの大口の出費に対峙しなければなりません。

そう、僕たち夫婦には、贅沢は全く許されません。
むしろ、倹約できるところはできる限り倹約する、
僕とパートナーは、互いの倹約を無言で争う、シビアな冷戦状態にあります。


しかし倹約・貧乏生活、僕はあまり惨めな感じはしていません。
むしろ、食品や生活必需品については、どうすればできる限り安く、しかしクォリティーを落とさずに済ますことができるか、
リサーチや工夫を重ねることに、やりがいすら見出しています。

そして幸いなことに僕は、断酒者になりました。
酒代はもうかかりません。

もともと外で飲むことは少なかったのですが、
今では、学会の懇親会以外に会食にお金を使うことはありません。

そして断酒ライフの継続によって、味覚が鋭くなりました。
贅沢品の味覚ではなく、当たり前の旬の味覚、当たり前の調理法に基づく味覚、体が素直に欲しがっているものを楽しむ味覚、
こんなベーシックな味覚を楽しむことができるようになりました。

まして季節は秋、何を食べても美味しいっす。

そしてもともと大好きだった散歩、
闘病生活の後、体力は落ちていますが、逆に落ちているからこそ、散歩という地に足のついたエクササイズがうれしく楽しい。

秋は散歩にもナイスな季節です。

今回のヨーロッパ調査出張でも、歩きまくりましたよ。
特にヴェネチアではよく歩いたなぁ。

もっともヴェネチアには自動車が走っていませんので、ボートやゴンドラ以外は、歩くしかないんですけどね。

(ゴンドラはちょっとお高くつきます。確か40分くらいで、80ユーロ、1万円くらいかかってたような気がします。)

金銭的価値とは必ずしも正比例しない楽しさ、
これからも追及していきます。

そのためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。

写真は我が家に嫁いで間もないころのワン姫様です。