アル症・肝硬変ですが、昭和のお気楽男、リスボン、58歳。
本日もリスボンの、ちょっと危険・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。
さてタイトルですが、断酒ネタではありません。
僕の仕事上のちょっとした、いやもしかするとかなりやばいかもしれない、失敗?についてです。
僕の仕事上のちょっとした、いやもしかするとかなりやばいかもしれない、失敗?についてです。
僕は大学で近代デザイン史を講じる授業を担当していますが、
今日から、アメリカの合理主義建築の台頭について話そうと思い、その初回として、
学生諸君に、世界中の大都市の中で、高層建築が似合う街を挙げてもらうところから授業を始めました。
今日から、アメリカの合理主義建築の台頭について話そうと思い、その初回として、
学生諸君に、世界中の大都市の中で、高層建築が似合う街を挙げてもらうところから授業を始めました。
おもしろいですよ、18歳、19歳の若者たちの答え。
都市名を挙げてくれと言っているのに、平気で国名を挙げてくる子が少なくありません。
多分、今の若い子たち、世界地図や地球儀を眺める機会があまりないんでしょうね。
まだやったことはありませんが、記憶だけで世界地図を書かせたら、とんでもないことになるでしょうね。
学生諸君に都市名を書き並べてもらい、僕がそれをチェックするという形で授業を進めました。
もしかすると踏んでしまった地雷なんですが、
台北をめぐる話の中で出てきました。
ところが授業終了後に二人の中国人留学生が僕に抗議に来ました。
台湾を都市の名前であり、台湾という国名はありません、と。
彼らにしてみれば、一つの中国という中華人民共和国の政策に素直に従い、僕の不明に対して抗議したわけです。
僕のほうは、君たちの主張も理解できるが、日本では、台湾がたとえ君たちが認めないとしても国名であり、その台湾の首都は台北という名前で知られていますよ、と説明します。
しかし彼らは、いや、先生は間違っている、とかなりかたくなな様子です。
抗議に来てくれた二人の学生は、僕の担当しているほかの授業では、楽しく場を盛り上げてくれる、いい奴らです。
僕としては、君たちと政治や外交に関する議論をするつもりはない、ただ、日本でもっと多く通用している理解は、中国も台湾もそれぞれ独自性をもった国であり、少なくとも文化的な交流に関しては、どちらかだけに偏るわけにはいかない、と説明しましたが、
どうも納得できない様子で、
どうも納得できない様子で、
いや、台湾は街の名前です、と言い切ったきり、プイと教室を出ていきました。
僕の、できる限り中立でありたい、そしてできる限り世界中の情報を吸収し、それぞれの勉強に役立ててほしい、という思いが彼らに通じたかどうか、やや不安です。
僕は地雷を踏んでしまったのでしょうか。
地雷を避けるためには、最初から台湾が話題には上らないように授業を組み立てればいいだけのことですが、
しかし大都市と高層建築というテーマで、東アジアの大都市について考えるときには、
日本の大都市、中国の大都市と並んで、台北やソウルを外すわけにもいかないしねぇ。
しかし大都市と高層建築というテーマで、東アジアの大都市について考えるときには、
日本の大都市、中国の大都市と並んで、台北やソウルを外すわけにもいかないしねぇ。
彼らが次の授業に機嫌よく出席してくれることを願うのみです、今は。
さて、微妙な話をしましたが、
僕たちの第一の目標は、今日も飲まない、明日も飲まない、これにつきます。
僕たちの第一の目標は、今日も飲まない、明日も飲まない、これにつきます。
そこでいつものように