僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日の授業 誰かの結婚

飲酒歴40年、断酒歴2年と8か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、何ちゅう教師や!ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


時々ここでも書いていますが、
僕は美大で授業を教えている教師です。

いろいろな科目を担当していますが、
一応、メインの授業ということになっているのが、
デザイン史です。

デザイン史といいましても、少し範囲は狭くて、
19世紀、つまり産業革命成熟期から、20世紀前半、即ち、石油と電気の時代までの、
いわゆる近代デザイン史を、1年かけて講義しています。


今日はそのデザイン史の日で、
受講人数と教室条件の関係から、
1時間目と2時間目、
受講生は変わりますが、全く同じ内容の授業を2回、行っています。


で今日は、19世紀後半のアメリカにおける高層建築の萌芽期について説明しました。

そしてその導入部分で、
先週に続きまして、
僕がこれまで訪ねた世界の都市の写真を見せ、

案外、ヨーロッパの大都市には高層建築は立っていないんですよという話をしました。


そして後半、アメリカの摩天楼建築の発祥の地、シカゴの建築史について説明しました。


僕はまだアメリカに行ったことがありません。

これは特に理由があるわけではなく、
たまたまです。

ですので、授業中に見せているシカゴの建築の写真も、
研究書等から取り込んだ画像です。


僕はダダ漏れ正直男ですから、
シカゴには行っていないので、見てきたかのようなウソを話します、といっちゃってます。


そして半分以上は冗談で、
僕をシカゴに連れて行ってください、
と学生諸君にお願いすらします。


今日はこの冗談に少しだけ現実味?を加味しまして、

卒業して、めでたく結婚するときには、シカゴで結婚式を挙げてください、
僕がピアノを弾きます、
ですので、僕をシカゴに連れて行ってください、

かましてみました。

もちろん、現実味は実際にはほとんどなく、
冗談に冗談を重ねているだけですけど。


考えてみれば、
誰かの結婚式に呼ばれることもほとんどなくなりました。

一番最後に出た結婚式は、確か5年ほど前かな、
バンドのメンバーの披露宴というか、お祝いのパーティーでした。

その時はまだ飲酒者でしたので、
一緒に参加したバンドの他のメンバーたちと飲み交わしたことを覚えています。

飲酒者の頃は、仲間と酒を飲む、素晴らしい時間の過ごし方だと思っていましたが、
断酒者となった今では、
そんな時間も悪くはないけど、
ま、一つの過ごし方なんだろうな、と他人事のように考えることができるようになったような気がします。


今週末は勤め先の学園祭です。

うちの大学は制限付きですが、アルコールOKです。
また卒業生たちが遊びに来てくれることでしょう。

もちろん僕は飲まずに、ストリートピアノ弾きで楽しもうと思っています。

今日はなんとなくとりとめがないのですが、いつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。