僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

銀閣寺

飲酒歴40年、断酒歴4年と2か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、あえてお気楽・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日はふざけたことに銀閣寺に行ってまいりました。

何でふざけているかというと、

新型コロナウイルス問題の関係で、

多くの人びとが観光を控えている、

今が京都観光の貴重な時期ではないかと考えたからです。

 

もちろん、物見遊山に行ってきたわけではありません。

僕が担当している講義の中で最も受講生が多いのがデザイン史です。

主に19世紀後半から20世紀初頭のヨーロッパの、

いわゆるモダン・ムーブメントについて解説していますが、

その中で幾度となく、

ヨーロッパと日本の空間感覚の違いについて語ることがあります。

僕の専門は決して日本美術史でも日本建築史でも、

そして日本庭園史でもないのですが、

ヨーロッパのモダン・ムーブメントに大きな影響を及ぼした日本の空間美学を語るにあたって、

銀閣寺のいわゆる銀閣(観音殿)と庭園はとても優れたテーマになります。

そんなわけで、何年かに一度は銀閣寺を訪れて、

僕自身の目で、そして足で、銀閣寺に現れている日本の空間美学について確認する必要があります。

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そんなまじめな考えもあり、銀閣寺を訪ねてまいりました。

 

歩きましたよ~、いつものように。

 

京都市地下鉄、蹴上の駅から哲学の道を経由して銀閣寺に向かいました。

そして銀閣寺でたっぷり1時間半ほど過ごしたのち、

京都駅までえっちらおっちら歩きました。

 

銀閣寺ですが、思ったよりも人出はありました。

もちろん、普段の人ごみの切れることのない銀閣寺とは異なり、

じっくりとお庭を楽しみ、写真も落ち着いて撮影ができました。

 

年令を重ねたことによって、訪れるたびに新しい発見や、

新たな経験があります。

特に今日は、

お庭の東側の境界近くの造作に新たなテーマを見つけました。

このテーマは、僕自身の講義とも深く関係がありそうですので、

少し深めに追求してみようと思います、まじめに。

 

ちょっと寒の戻りがあり、寒かったのですが、

いい過ごし方ができました。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。