僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

大谷吉継

飲酒歴40年、断酒歴3年と6か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、ちょっと日本史・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

僕はそれほど、日本史には興味がありません。

一応、大学では美術史系の授業を担当していますが、

ほぼ、ヨーロッパの話に終始していますので、

まず日本史は、専門外です。

 

それから時代劇にもそれほど興味があるほうでもないでしょう。

僕らがこどものころは、

教養ある?家では、

日曜日の夜8時にはNHK大河ドラマを観ているなんてのが、

定番だったような気もしますので、

見ていたはずなのですが、

特に強烈に記憶に残ったドラマもないということは、

やっぱり、それほど時代劇にも、

つまりは日本史にも興味がなかったということでしょう。

 

で、僕の住んでいるのは滋賀県なんですが、

来年の大河は、明智光秀が主人公だそうです。

明智のミッチャン、大津の坂本に居城を構えていたこともあるそうで、

いわば、地元ネタです。

 

それからもう一人の戦国時代のミッチャン、

石田三成も、彦根に居城を構えていたということで、

戦国時代の二人のミッチャン、

滋賀県に縁があるんですね。

 

そして困ったことに?

この両ミッチャン、

よい評判もありますが、

よくない評判も少なくない、

戦国時代の少しばかり、嫌われキャラかも。

明智のミッチャンは、主君であった織田君を闇討ちしましたし、

石田のミッチャンは、秀吉の家臣の中でも、

仕事はできるが人望がないことでは余人の出る幕なし。

 

そんなこともあり、

関ケ原の合戦前後の歴史、

特に武将たちに少しだけ興味を感じ始めました。

 

そしてふと気になったのが、

大谷吉継です。

 

関ケ原の戦いを取り上げた時代劇で、

主人公キャラを演じることはまずありませんが、

家康憎しを貫こうとする石田のミッチャンをなだめつつも、

最後はミッチャンとの友情を重んじ、

負け戦の中でも西軍の将であり続けた吉継、

高評価キャラなのですが、

ふしぎなのが、常に顔を覆った覆面姿で登場することでした。

 

最近、増えている、こども向けの学習漫画本で吉継について調べたところ、

吉継、若い時にハンセン氏病にかかっていたんですね。

ハンセン氏病重篤な症状の一つに、

できものや腫物のために顔面が変形してしまうことがありますが、

吉継も鼻以下の顔面がただれてしまったようです。

 

ハンセン氏病とともに生きたその後半生、

そうはいっても、42歳、あるいは一説では36歳で亡くなった吉継にとっては、

若すぎる後半生ですが、

石田ミッチャンを諫めつつも、友情に生きた、

脳力と意思を貫いた、興味深い武将だったようです。

 

もっともこの頃の武将に関する歴史的な実証根拠、

意外にも信頼性の高いものは少ないんだそうですね。

重篤な疾病とともに、しかし武士らしく生きた大谷吉継

また調べてみたいものです。

 

僕はすでに吉継よりも長生きしていますが、

さらに生き延びるために、いつもの気合です。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。

 

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