僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

「一人酒」はアルコール依存症の要注意のサイン

しっとりとした秋雨の一日、でも元気です、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、振り返り・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


本日の時事通信社のネットニュースで、
「一人酒はアルコール依存症の要注意サイン」という記事が、掲載されていました。

一人酒がアルコール依存症を導くのか、
あるいはアル症は一人酒を好むのか、
この記事でははっきりとは書いてありませんでしたが、
ま、両方でしょう。

僕のアル症人生を振り返ってみると・・・

やっぱり、両方とも当てはまっているような気がします。

10代後半で飲み始めましたが、
もちろんそのころ、外に飲みに行くことはありませんでしたから、当然、一人酒です。

大学生になると、仲間とも飲むし、一人でも飲んでいましたが、
確実に毎晩飲んでいましたし、仲間と飲んだ後も、自室で眠るまで一人で飲んでいました。

ピアニスト時代(23歳~33歳)は、仕事中も飲んでいましたし、もちろん帰ってからも飲んでいました。

仕事中飲んでいたというのは、
演奏の合間にお客さんに呼ばれて、お客さんのお酒をいただくというもので、当然店の売り上げにも貢献しますので、
仕事も兼ねていたわけです。

大学の専任教員となってからは、パートナーが全くアルコールを受け付けない人なので、もっぱら家での一人飲みでした。
大学の仲間と飲むことは全くと言っていいほどなく、
外で飲むのは、学会の後の、研究仲間とくらいでしたね。

ですから、地元、大津で飲んだ回数よりも、京都、大阪、東京で飲んだ回数のほうがそれぞれ、多いくらいです。

僕の一人飲みは、一人のほうが楽しいということと、
やはりすでに依存症が形成されていたために、一人でも飲まざるを得なかったということの両方でしょうね。

しかし時事通信社の記事の主張通り、一人飲みとアルコール依存症の間には、強い相関関係はあるでしょう。

大人しか行かないバーの片隅で、静かにウィスキーのグラスを傾ける、
しかも水割りなぞというこどもっぽい飲み方ではなく、
一応チェイサーを横に置きながらも、小ぶりのストレートグラスで、くいッと飲んで、物思いにふける。

おそらく、こんなイメージから、一人飲みには何となくかっこいいようなイメージがあるかもしれません。

しかし、僕の例でも間違いないように、
一人飲みを繰り返す輩は、明らかにアル症のハイリスクグループです。

僕たちがそのような後輩予備軍と接触する機会は少ないかもしれませんが、
予備軍のうわさを聞くことがあれば、
きわめて危険な兆候であることをインフォーマント(情報提供者)に伝えてあげるべきでしょうね。
僕たちは、僕たちの反省を僕たちだけのものではなく、後輩予備軍やその周囲の人に伝える義務があると思います。
そしてその義務のためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。