僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

パターナリズム

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酒を飲まない年末、少しだけ(ほんまにほんの少しだけ)寂しさを感じています、でも元気です、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、ちょっと伝統批判、ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。



いやぁな話題ですが、いつの間にかあの安倍ポチ、独裁者への道を歩み始めています。

議会を無視し、憲法を無視し、そして多くの国民の声に耳を傾けない。

最低最悪の総理大臣がこの国のリーダーなんです。


それからどうやら昔のセクハラ疑惑まで出てきました、あのアメリカの変な髪型のおじさん。

今回のイェルサレム首都問題では、
堂々と「わしゃぁ、視界が狭いんじゃ。せやけどその視界の狭さだけが売りの、アホやねん。アホで何が悪い!」
と正直に世界に告白したようなもんです。

いやぁ、あんなおじさんを大統領に選ぶとは、
アメリカ人ってホンマに賢いですねぇ、いやもとい、ホンマにバカですねぇ。


そしてもう一人、世界の中の困ったチャン、33歳にしてすでにアル症で、きっと肝臓障害のおでぶちゃん。

日本海で烏賊とって来~い!」と軍部に命じたのはええけど、
旧式の木造船で荒ぶる日本海に英雄的に出かけてきた多くの兵士たち、
実に無様で無駄な命の落とし方をしています。
(彼ら北朝鮮兵士も犠牲です、密かに合掌。)


この3人とも、たぶん、古~い価値観に身をゆだねているという点では共通しますよね。

ポチは嫁さんを大事にしているように見えますが、
いざ嫁ハンの行動が邪魔になると分かると、
セミ軟禁状態に置いたようです。
SNSも禁止していたみたいだしね。

変な髪型のおじさんは、言わずと知れた昔の価値観を守るリパブリカン
家族の中心はたとえ人格が狂っていようともお父さんという家族像から自由ではないでしょう。

そして北朝鮮の若でぶ、彼自身はおじさんを殺してしまうほどの冷血漢ですが、
彼が指導者として君臨できているのは、おとッつぁん(金正日)の指名に基づいているのであって、
ここでも儒教的な家父長観が最もねじ曲がった形で発揮されています。


恐らく家族や一族の中心は、父系系統の長子にあるとする家父長的価値観、世界中でまだ幅を利かせていることでしょうね。
 
僕たちの国は、女性の社会進出の進展具合が、あのひん曲がった儒教的価値観の国とそれほど変わらないらしいです。

また、ほとんど意味のないジェンダー差別が息づいている、古臭いイスラム社会ともそれほど変わらないのかもしれません。

この点は、大いに恥ずべきことでしょう。


写真は、浅草浅草寺の境内で見かけた母子地蔵尊という仏様ですが、
こどもを大事に抱えている優しい女性像にも見えます。

しかし同時に、子育ては母親の仕事であるとばかりに女性の社会進出を阻んでいる価値観の象徴のようにも見え、
正直、少しばかり悲しく、複雑な気持ちになりました。

こどもを妊娠し出産するという、とてつもなく大変な仕事を引き受けてくれている女性たち、
彼女たちの真の力を社会に役立ててもらえるシステム作りには、まだまだ時間がかかりそうです。

僕自身は女性解放運動家ではありませんが、
僕の研究活動の柱の一つである障害学は、
思想的な観点から、
広い意味でのフェミニズムとともに歩むことを主張しています。
僕も非力ではありますがちっぽけな学徒の一人として、できることに取り組みます。

今日はかなりまじめに主張しました。

しめはいつものように(ラーメンではなく)

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。