僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

練習と本番、声

飲酒歴40年、断酒歴2年と少し、ピアニスト歴37年?リスボン、59歳。

本日もリスボンの、本番は厳しくも楽しいよ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


さて本日(といっても今、日が変わってしまいましたので、昨日ですが)、告知通り、ライブ、やってきました。

お客さんは多くはなかったのですが、
皆さん、それぞれに楽しんでいただけたようで、
こちらとしても生きがいを感じる時間を過ごせました。


僕たちのバンドは、
全く歌を入れない、インストで攻めるときと、
僕が歌うときの、2パターンのスタイルをもっています。

インストの時は、どちらかといえば複雑なコード進行や、激しいリズムを伴った曲が多くなりますが、
歌入りの時は、やっぱり多くの人が知っているメロディーを演奏することが多くなります。

今日はほとんどの曲を歌いました。

ピアニストとしての僕は、かなりのベテランなのですが、
ヴォーカリストとしての僕は、まだそれほど歌い込んでいません。

23くらいの時から人前で歌うようになりましたが、
ヴォーカルを専門にやっていたわけではないので、
声の出し方等は、まだまだ甘い部分があります。

で、この頃、歌の練習も意識して行っていました。

練習の際に僕が気を付けていたのは、
それほど高いレンジでもなく、大きな声でもない、普通の高さと大きさの声の音程を安定させることです。

高い声を絞り出すように歌えば、
それなりの説得力や迫力は出ますが、
しかし、それのみに頼っていたのでは、どうしても表現がワンパターンになります。

そこで、練習するときには、
オタマジャクシがあまり五線の外に飛び出ないくらいのキー設定にして、
できる限りのどに負担をかけずに安定した音を目指しました。

これ、結構、難しいですよ。
僕はまだまだですね。

といいますのも、
やはり今日のようにお客さんを前にしますと、
どうしても高い声に頼る、シャウト系の声出しに走ってしまうんですね。

今日も途中から、
ピアノのアドリブラインとヴォーカルのスキャットラインをユニゾンで歌うという、
どうしても高い声を絞り出さざるを得ない唱法に走ってしまいました。

やはり、あきるくらいに繰り返して練習しないと、ほんまもんのテクニックは身につかないようですね。

定年後のヴォーカリストとしましては、まだまだ精進しなければなりません。

人間、死ぬまで勉強です。

死ぬまで勉強するためにも、

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。