僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

18歳成人?IR法無理やり成立?

飲酒歴40年、断酒歴2年と4か月、不良初期高齢者ですが、一応教育に従事しています、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、社会派・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


成人の年令が引き下げられるそうです。

18歳。

いろいろな意見があるでしょうね。

僕は原則的には反対ではありません。

教育業界にかかわるものの立場からすれば、

中学までの義務教育を終え、
さらに社会人として準備訓練にも当たる可能性のある高等学校を卒業している個人、

12年も勉強しているわけですから、
社会人として認めていいと思います、

ただし、あくまで原則としては。


しかし実際問題としての僕たちの社会、

高校までしっかり一人ひとりを面倒を見て教育しているかというと・・・

相当、心もとないのが現実でしょう。


単純に学力だけの問題にとどまりません。

昔は、
勉強は嫌いでからっきしダメでも、
社会人として必要な人間力を備えた若者が多かったように思うのですが、

それは、昔はよかったタイプの、幻想に過ぎないのでしょうか。


僕は現在の日本の教育は、

少なくとも高等学校と大学では、
生徒や学生に対して、過保護という間違ったサービスを過剰に施し過ぎているような気がしてなりません。

したがって現状のままでは、
たとえ20歳でも成人の資質は疑わしい。


ちょうど今職場では、
今年入学した新入生たちの動向がはっきりと表れ始めています。

即ち、
学ぶ気持ちをしっかりと維持できている若者と、
僕たちの大学に入学したことに対して疑問を感じ始めた若者が、
はっきり分かれ始めています。

そして学習意欲を失いつつある学生たちの多くが、
やはり高等学校をところてん式に卒業してしまった、目的意識の希薄な若者たちなのです。

特定の高等学校の名前を挙げるのは避けましょう。

そんな若者たちをみていると、
この子たちはいつまでも成人としてみなすことはできないなとも思います。

一方で、
学費や生活費をバイト等で工面しながら勉強している若者たちもおります。

彼女・彼らの貴重な授業料で生活の糧を得ていることを考えると、
身も心も引き締まります。

そんな若者たちには、18歳で成人の権利を認め、また成人の義務もおってもらっていいと思います。


そして若者たちがしっかり育つことができるかどうかは、
教育制度だけの問題ではありません。

ウソにウソを重ねる総理大臣がいつまでも居座り続ける国で若者たちだけに頑張れというのは、あまりに無責任です。

そしてその総理大臣(なぞという人間の職業名を関することも腹立たしい、畜生以下の存在)の下で、

絶対に金儲けにもつながらない、
そして、僕たちと同じように地獄を見ることになるであろう人びとを次から次へと生み出していくに違いない、
バカな施設を推進しようというあほを極める法律の成立が図られています。


絶対にこの国はだめです。


いつから僕たちの国の大人たちはバカぞろいになってしまったのでしょう。

いろいろな契機が考えられますが、
多分、ジャパン・アズ・ナンバーワンなぞと持ち上げられたことが、
ある意味で逆トラウマになっているんでしょうね。

日本は今や、欧米の仲間ではありません。

欧米各国からは、
たとえアホでもアメリカの大統領に盲目的に従うスネ夫に見られています。

そして東アジアの中でもナンバーワンではありません。

アジア全体の中では、
よくても3位。

そしてもっと落ちていきます。


もしかすると落ちるところまで落ちないと、この国の大人たちは気が付かないのかもしれませんね。


断酒ライフの同志の皆さん、

僕たちは冷静な思考力を保って必ず訪れる危機にビビらないようにしましょう。

そのためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。