飲酒歴40年、断酒歴2年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。
本日もリスボンの、今さらジロー・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
毎日、2、3時間ほどづつ、論文書きに勤しんでいます。
だいたい1本の論文につき、
400字詰めの原稿用紙に換算すると、
40枚から50枚くらいの分量になります。
400字詰めの原稿用紙に換算すると、
40枚から50枚くらいの分量になります。
もちろん学術論文の分量は、
それぞれの専門ジャンルで異なるものですから、
一概には言えませんが、
それぞれの専門ジャンルで異なるものですから、
一概には言えませんが、
僕は若いころから文章が長くなる方でした。
仮に50枚とすると、
10日で仕上げようと思えば、
1日当たり、原稿用紙、5枚、大体、2000字くらい書けばいい計算です。
10日で仕上げようと思えば、
1日当たり、原稿用紙、5枚、大体、2000字くらい書けばいい計算です。
若いころはこの狸の皮算用が成り立ったんですよ、ホンマに。
ホンマに書いている最中にのってくると、
1日、20枚くらい書き進めることもありました。
1日、20枚くらい書き進めることもありました。
もちろん、若さゆえの、
勢いだけの勘違い論文もありましたよ。
勢いだけの勘違い論文もありましたよ。
でも若いころの勢いは、
多少なりとも細かいミスがあろうとも、
今読み返してみても、
恥ずかしいと同時に、
自分で書いたものでも、
まぶしくもあります。
多少なりとも細かいミスがあろうとも、
今読み返してみても、
恥ずかしいと同時に、
自分で書いたものでも、
まぶしくもあります。
それが皆さん、聞いとくなハレ、
この歳になりますと、
なかなか筆が(タイピングが)進みませんねや。
この歳になりますと、
なかなか筆が(タイピングが)進みませんねや。
若いころの勢いがなくなったのと、
多少なりとも慎重に書けるようになったからでもあります。
でも、勢いがなくなったほうが大きいかな。
これも老化の一つの現われでしょうね、ハイ。
10年ほど前に、
今度、同窓会を開く仲間とは別の大学の仲間たちと酒を酌み交わす機会がありましたが、
今度、同窓会を開く仲間とは別の大学の仲間たちと酒を酌み交わす機会がありましたが、
その時の仲間は、機械工学を専攻していた連中で、
就職も大手製造業の開発部門が大半でした。
就職も大手製造業の開発部門が大半でした。
で、連中がそのころいっていたのは、
「50になると、技術畑で新しいことを覚えるのは無理」
という、老化に対する白旗宣言でした。
理系の脳みそは、特に若さを必要とするようで、
偉大な業績を残した数学者の仕事の多くは、
彼らが20代から30代にかけての成果だそうです。
彼らが20代から30代にかけての成果だそうです。
僕は人文系、それも一番、よく言えば、柔軟な、
実際のところは、相当、ええ加減な、芸術系の研究に進んだわけですが、
実際のところは、相当、ええ加減な、芸術系の研究に進んだわけですが、
しかし理系の彼らが50歳で壁にぶつかったように、
僕も今、60の壁を目の前に仰ぎ見ています。
僕も今、60の壁を目の前に仰ぎ見ています。
高そうです、この壁。
しかし加齢により見えてきたこともあります、
いろんな飛び道具を駆使してこの壁をよじ登っていくことにします。
金曜日に締め切りです、ハイ。
何とか、何とか、何とか。
でも明後日から授業が始まる~ぅ。
がんばりまする。
ではいつものように