僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

シド、ブライアン、ジム、ジョン、、、

飲酒歴40年、断酒歴2年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、僕たちはラッキーです・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日のタイトルは、共通する理由で早逝したロック・ミュージシャンたちのファーストネームです。

シド、
シド・ヴィシャス
セックス・ピストルズの2代目ベーシスト。

ブライアン、
ブライアン・ジョーンズ
ローリング・ストーンズのオリジナル・ギタリスト。

ジム、
ジム・モリスン
ドアーズのヴォーカリスト

そしてジョン、
ジョン・ボーナム
レッド・ツェッペリンのドラマー。

このリスト、ほかにも延々と続けられます。


何が彼らの共通点かというと、
アルコールおよび様ざまな薬物の乱用によって早々と世を去ってしまった、
どちらかといえば、天才肌のアーティストであったという点です。

ブライアン・ジョーンズが初期のストーンズサウンドに多大な貢献をなしたことは、
コアな高齢者ロック・マニアにとっては、周知の事実です。
ブライアンは、様ざまな楽器を弾きこなしました。

ドアーズのヴォーカリストジム・モリスンは、
また作詞家として天才的な才能を発揮しました。
学生時代のジムは、
教授も舌を巻くほどの読書家であったそうです。

ジョン・ボーナムは、
どうしてもパワー一発のプレイに陥りがちなハードロック界において、
独自のドライブ感をたたき出してくれました。

そしてシド・ヴィシャスですが、
彼は音楽家としては極めて凡庸、
というよりもベーシストとしてもヴォーカリストとしても取るに足らない男であったのですが、
そのステージ・アクトやコスチューム選択のセンスはずば抜けていました。


しかし彼らは、
破滅的な人生を送りました。
そしてその死にざまは、はっきりと無様でした。


自宅のプールで水死体となって発見されたブライアン・ジョーンズの直接の死因は、
今でも不明です。


天才ドラマー、ジョン・ボーナムは、
酒の飲み過ぎで嘔吐し、
その嘔吐物がのどに詰まり窒息死に至ったということです。


十代半ばから薬物中毒であったシド・ヴィシャスは、
恐らく仮にも名声と富を得たミュージシャンの中で最も早くに肉体と精神を破壊させてしまった男でしょう。




僕たちを蝕んだ薬物がアルコールでまだ助かりました。

そして僕たちは、いろいろな縁があって、断酒ライフに入門できました。

さらに僕たちは、たとえ電脳空間が中心とはいえ、
断酒ライフ実践者同士のつながりをもつこともできました。


名声も富もない僕たちですが、
僕たちは人生のリセットを許されました。

僕たちはラッキーだったのです。


今日はたまたま立ち読みした、破天荒なロックスターたちの伝記からヒントをもらいました。


僕たち、凡人は、でもしっかりと誓います。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。