僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

拳銃

いつものイントロは省略します。

ニュースでも繰り返し報道していますが、
吹田市の交番で警察官が襲われ、実弾入りの拳銃が何者かによって強奪されました。

男と思われる不審者は、現在も逃走中ということで、
吹田市を中心とした北摂地域では非常事態とされ、
不急の外出は控えるように言われています。

不審な人物が今どこに潜んでいるのかは全く分かりませんので、
北摂地域のみならず、近畿一円、
あるいは全国どこでも危険な人物に遭遇する危険があります。


この緊急事態に際し、思い起こされるのは、
アメリカという国、あるいはアメリカという社会に根付いているらしい、
野蛮な感覚のことです。

自衛のために銃をもつことは権利である、という主張です。

しかもこの権利は、合衆国憲法と矛盾しないとのこと。

そんな感覚が精神的なインフラとして根付いている国、アメリカ。

そのアメリカにこびへつらって生きている僕たちの国の何と惨めなことか。


時に開拓者精神、フロンティア・スピリットとして称賛されるアメリカの建国の歴史精神ですが、
この精神は一方で、先住民族に対する武力による制圧という残虐な行動の正当化としても語られます。


20世紀という時代は、世界中がアメリカ化しようとした時代でした。

でも僕たちは、今また、歴史の転換点にいるのかもしれません。

明晰な情報判断が重要な時代です。


断酒ライフをしっかり継続して、
時代の流れをしっかりと見守りましょう。