僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

桃源郷

飲酒歴40年、断酒歴3年と4か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、再び酒について考える・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日は天気予報では一日中、大荒れの天気になるということでしたが、
ここ、琵琶湖の西側では、
夕方にザーッと降ってきただけで、
ほぼ曇りの一日でした。


夕方の雨もそれほど長続きはせず、
5時半くらいに振り始め、7時にはほぼ止みました。



僕の家からは、琵琶湖を望むことができます。

しかもちょうど対岸のあたりは、
琵琶湖に4つある島の一つ、
沖島があり、
この眺望はなかなかの財産です。


雨上がりのナイスな眺望を眺めていると、

こんな景色を眺めながら一杯なんていう楽しみ方があったなぁ、

と思い出しました。


素晴らしい景色を肴に一杯、

僕の家からのような自然を中心とした眺めでもイイでしょうし、

高層ビルから眺める都会の風景も悪くはないでしょう。



何となく、大人な楽しみ方という感じもしますが、

しかしこの素晴らしい景色を楽しみながら飲んでいた一杯も、

通常の感覚を変化させることによる錯覚、
あるいはもっとはっきり言えば、
感覚のマヒがもたらしてくれる思い込みによる楽しみであり、

広い意味での薬害の一部ですよね。


何故か桃源郷という言葉を思い出しましたが、

諸星大二郎の、古い中国の伝説に取材したマンガ作品に、
酒を楽しみながら桃源郷に遊ぶ仙人たちを取り上げたものがありました。



実際にアルコール依存症という薬物使用障害に陥るまでは分りませんでしたが、

桃源郷や仙境といった言葉は、
一歩間違えれば、地獄の入り口でした。


地獄の入り口から引き返すこと幸運に守られた者として、
やはり断酒の誓いを新たにしなければなりません。
それも常に。

ですのでいつもの気合です。


皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。